歯茎マッサージってなに?効果とマッサージの手順を詳しく解説

いつまでも健康的な歯を保つためには歯茎の健康もとても重要になってきます。いつまでも健康的な歯を保つために行うべきことが「歯茎マッサージ」です。歯茎マッサージは、あまり聞き馴染みのない方もいらっしゃるかもしれません。

当コラムでは歯茎マッサージがもたらす効果と歯茎マッサージの仕方を解説していきます。

歯茎マッサージは歯周病の予防になる

女性の写真

歯ブラシや指などを使って、歯茎、頬、唇などをマッサージすることを歯茎マッサージと呼びます。歯茎マッサージを行うことで得られる効果はさまざまですが、特に効果的だといわれているのが歯周病の予防です。

歯周病は、歯茎から血が出たり、歯ぐきが腫れて痛くなる病気です。歯茎が黒ずむこともあり、最悪の場合歯がグラグラして抜けてしまうことも考えられます。

そのようにならないために行っていただきたいのが歯茎マッサージです。歯茎にはたくさんの毛細血管、リンパ管が集まっています。歯茎マッサージを行うことによって、血管やリンパの流れが良くなり老廃物の排出につながります。

それだけではなく血液の流れがよくなると歯茎の免疫力が向上し、活性化されます。健康的な歯茎を手にすることで歯周病の予防にもつながることとなります。

歯茎マッサージがもたらす効果

女性が歯磨きしている写真

歯茎マッサージは以下の効果をもたらしてくれます。

①リラックス効果

歯や歯茎は毎日の食事や食いしばりなどで想像以上に負荷がかかっています。歯茎マッサージを行うことで蓄積されている疲れを取ってくれます。

②血行やだ液の分泌量が良くなる

歯茎マッサージを行うと、血行が良くなり酸素や栄養が歯茎の隅々までよく行き渡るようになります。酸素や栄養がよく行き渡るようになると、細胞の入れ替わりもスムーズに行われるため歯周病菌への抵抗力も高まります。

それだけではなく歯茎マッサージはだ液の分泌も促してくれます。だ液の分泌量が増えると虫歯、口臭、歯周病の予防につながります。普段口が乾燥して困っている方には、歯茎マッサージを行ってみてください。

③フェイスラインの向上

歯茎マッサージを行うと血行が良くなると解説しました。血行が良くなることで、顔のむくみがなくなりフェイスラインが上がって見えることが期待できます。歯茎マッサージは、年齢を重ねるにつれて気になるほうれい線の予防にもつながります。

歯茎マッサージを行うことは歯茎の健康を保つだけではなく、リフトアップなど美容的な効果も期待できます。

歯茎マッサージの手順

歯の模型の写真

歯茎マッサージは歯ブラシで行う場合と指で行う場合の2種類に分けることができます。それぞれどのようにして行っていくのかを解説します。

①歯茎マッサージを行う手順(歯ブラシ)

歯ブラシを使って歯茎マッサージを行う手順は以下の通りです。

  1. 歯ブラシのヘッドを45度傾ける
  2. 毛先を歯間の歯茎に当てる
  3. 鉛筆で書いた文字を消しゴムで消すくらいの力でマッサージする

歯ブラシを使って歯茎マッサージを行う場合、歯磨き粉などは使用しません。1日1回20分を目安に行いましょう。1本あたりにかかる時間は1分程度のため、全部で20分かかる計算です。

歯茎マッサージに使う歯ブラシは、硬いものを使用すると歯茎や歯の表面を傷つけることがあります。そのため、できるだけやわらかい歯ブラシを選ぶようにしてください。

②歯茎マッサージを行う手順(指)

指を使って歯茎マッサージを行う場合、まず以下の準備をしてください。

  • 歯磨きをする
  • 手を洗う
  • 爪を短く切っておく

歯ブラシで行う歯茎マッサージとは異なり指を歯茎に直接当てます。そのため、歯茎を傷つけないためにも事前に爪を切り、手を清潔にしておきましょう。

指を使って歯茎マッサージを行う手順は以下の通りです。指差し指の腹を使って行いましょう。

  1. 指を歯と歯茎の境目よりもやや下に当てる
  2. 奥歯から前歯に向かって小刻みに動かす
  3. 奥歯から前歯に向かって円を描くように動かす

指を使って歯茎マッサージを行う場合は、専用のジェルを使うのがおすすめです。歯茎マッサージで使用するジェルは歯周病や歯肉炎が気になる方向け、口内の乾燥が気になる方向けなどさまざまな種類があります。

自分が気になる症状に合ったジェルを選んで、歯茎マッサージを行うと良いでしょう。

歯茎マッサージは歯医者さんで受けることも可能

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歯茎マッサージは自宅で簡単にできますが、歯医者さんでも施術を受けることが可能です。歯医者さんで行う場合は保険適用外となるため全額自己負担となります。

歯茎マッサージの料金は歯医者さんによって異なりますので気になる場合、まずはお近くの歯医者さんへお問い合わせください。

【まとめ】歯茎マッサージで健康的な口腔内を保とう

歯茎マッサージの効果と歯茎マッサージの手順を解説しました。1日1回のケアで歯周病予防にもつながりますのでおすすめです。

「歯茎マッサージのやり方が分からない」「歯茎マッサージで使用するジェルの選び方を教えて欲しい」など不明なことはかかりつけの歯科医師にご相談ください。

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