虫歯の正しい見分け方とは?どういった症状が起こるのかも解説!

日常生活を送っていると、虫歯かどうか不安になるシチュエーションはありませんか?一瞬だけ歯に痛みが走ったけれど、それほど激しいものではなかった、虫歯かもしれないと考えたことがある方は少なくないと思います。その度に歯医者さんを利用するのは時間面であまり現実的ではありません。そこで重要になるのが虫歯の見分け方です。虫歯の見分け方を理解しておくことで、虫歯かもしれないという不安を軽減することができるのです。

本記事では虫歯の正しい見分け方について解説いたします。どういった症状が起こるのかについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

1.虫歯のセルフチェック

虫歯にはセルフチェックの方法があります。下記の項目の1つにでも該当するのであれば虫歯の可能性があると考えてください。

  • 歯と歯茎の境目が白い
  • 冷たいものや熱いものがしみる
  • 歯に穴が空いている
  • 歯に黒い部分がある
  • 噛むと痛みを感じる
  • 何もしていなくても歯が痛いと感じる

虫歯といえば特有の痛みと考えている方が多いですが、厳密には間違いです。なぜなら、虫歯になったからといって必ずしも痛みが起こるとは限らないからです。虫歯の初期段階は痛みを感じることはなく、歯が白くくすんでいる程度なので、気づくこともあまりありません。

痛みを感じるということは、虫歯がかなり進行している可能性が高いです。虫歯は進行する前に治療することが大切なので、初期段階の虫歯を発見して治療をすることが大切です。見つけるのが大変だとは思いますが、毎日の歯磨きの際に口内をよくチェックするようにしてください。

2.虫歯は見分けられないことも多い

虫歯のセルフチェックについて説明をしましたが、これらのわかりやすい症状が出ていれば気づくことは簡単です。しかし、初期段階の虫歯においては口内をくまなくチェックしたとしても発見できないこともあります。虫歯であることは間違いないので、それを放置していると痛みなどに繋がってしまいます。

それを防ぐためには歯医者さんを利用することが欠かせません。痛みなどのわかりやすい症状がないのに歯医者を利用することに疑問を覚える方もいるでしょう。歯医者さんは何か問題があってから利用することも大切なのですが、定期的に検診を受けることも大切なのです。

適切な頻度は人によって異なりますが、2ヵ月に1度くらいを目安に検診を受けることで初期段階の虫歯に早く気づくことができるようになります。また、虫歯は歯垢が溜まっていることで起こります。歯垢は歯磨きで取り除くのが難しいのですが、歯医者さんを利用すれば取り除くことが可能です。虫歯がなかったとしても虫歯の原因となり得るものを取り除くことができるのです。

このように定期的に歯医者さんを利用することで虫歯を予防することができます。自分でチェックを行うことも重要ですが、それだけを過信するのではなく歯医者さんで虫歯を予防することが重要と考えてください。

3.虫歯を見つけた場合の対処方法

女性の写真

虫歯を見つけた場合は歯医者さんを利用するのが一番です。しかし、初期段階の虫歯においては歯医者さんを利用しなくても治療可能です。初期段階の虫歯というのはエナメル質が溶け始めている状態になります。つまり、そのエナメル質を元に戻すことで虫歯治療が可能なのです。

そのために役立つのがフッ素です。フッ素には溶け出したエナメル質を元に戻す働きがあるので、塗布することで初期段階の虫歯を治療することができます。歯医者さんでフッ素塗布を行うことも可能なのですが、一般的な歯磨き粉にはフッ素が含まれていることが多いので、それを使って歯磨きをすることで治療が可能です。

また、歯垢は虫歯の原因となるので、デンタルフロスを使って取り除いてください。歯ブラシでは取り除くのが難しいことも多いので、デンタルフロスを利用しましょう。これは初期段階の虫歯が見つかったから行うというのではなく、日常の口腔ケアとして行うべきです。

最後に唾液には初期段階の虫歯を治療する作用があります。その作用を強くするためにキシリトールが配合されているガムを噛むのもおすすめです。一般的なガムだと甘味が多く含まれているので逆に虫歯の原因になってしまうのですが、キシリトール配合のガムであればそのような心配はありません。

初期段階の虫歯を見つけたらこのような対策を行うことで、十分に治療することが可能です。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後に虫歯の見分け方についてまとめます。

  1. 虫歯にはセルフチェックの方法があり、それらに準じてチェックをすることで虫歯を見分けることができる
  2. 虫歯は見分けられないものもあるので、予防の意味も含めて定期的に歯医者さんを利用することが大切
  3. 初期段階の虫歯を見つけた場合は、フッ素入りの歯磨き粉で歯を磨くなどすれば治療が可能

虫歯は早く見つけることが大切です。定期的に歯医者さんを利用して早期発見を心がけてください。

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