子供の歯が茶色いのはなぜ?原因や対処方法について徹底解説!

子供の歯を茶色いと感じたことのある保護者の方は多いのではないでしょうか?それほど気にしていない方もいますし、逆に心配になってしまう方もいるでしょう。子供の歯が茶色いというのは、どういった原因で起こっているのでしょうか?また、どのようにして対処をすればいいのでしょうか?

本記事では子供の歯が茶色い理由について解説いたします。対処方法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

1.子供の歯が茶色い4つの理由

歯科医師の写真  子供の歯が茶色い理由は4つあります。どういった理由で茶色くなっているかを正確に判断するのは難しいですが、原因を特定できるケースもあるので知っておくようにしてください。

①着色汚れ

カレーやチョコレートのような色が濃い食べ物ばかりを食べていると、歯に着色料が付着して、茶色く変色する場合があります。これについてはあくまでも一時的なものなので、それほど心配する必要はありません。しかし、歯磨きを怠っていると着色したまま落ちなくなったり磨き残しが虫歯を作ったりしてしまいます。

そのため、保護者の方は念入りに歯磨きを行うようにしてください。子供に歯磨きをさせている場合は、最後に親がチェックするなどしましょう。茶色いと気づいてもすぐに歯磨きを行えば、色を落とすことができるケースも珍しくありません。

②虫歯

虫歯は最初に歯が白く濁っているように見え始め、次第に黒くなっていきます。茶色というのは白から黒へと変化している途中の状態です。つまり、虫歯が完全に進行してはいないけれど、確実に悪化している状態ということです。

虫歯が原因で歯が茶色くなっている場合は、すぐに歯医者さんで治療を受けなくてはいけません。着色汚れと間違えることも多いですが、歯磨きをしたのに落ちない場合は、虫歯である可能性が高いと考えてください。

③神経が死んでいる

歯の神経は虫歯が進行すると死んでしまうことがありますが、それ以外にも大きな衝撃が加わることで死んでしまう場合があります。神経が死ぬと、1ヵ月〜2ヵ月後に歯が茶色く変色していきます。

既に神経が死んでいる状態なので、それを回復させることはできません。しかし、放置していてはいけないので歯医者さんで適切な処置を受けましょう。前歯にボールがぶつかったなど、強い衝撃に心当たりがあるのであれば、神経が死んでいる可能性が高いです。

④エナメル質が薄い

歯の表面の白い部分をエナメル質と呼ぶのですが、人によってこの部分の厚さが異なります。エナメル質が薄いと、その中にある象牙質という部分が透けて見えるため、茶色っぽく見える場合があるのです。

生まれつきエナメル質が薄い場合もあるので、どういった理由で薄くなっているかを一概に判断することはできません。歯医者さんに相談して理由を特定することをおすすめします。

2.子供の歯が茶色い場合の対処方法

子供の歯が茶色い場合の対処方法ですが、基本的には歯磨きを徹底して行うか、歯医者さんを利用するかの2つとなります。

着色汚れの場合であれば、歯磨きで対処できることも珍しくはありません。しかし、歯磨きはほとんどの方が毎日行っています。歯磨きを行って着色汚れが対処できるのであれば、そもそも歯が茶色い状態になることも少ないでしょう。

そのため、歯が茶色い場合の多くは、歯医者さんを利用することになると思います。歯医者さんを利用すれば歯が茶色いのを改善してくれるのはもちろん、なぜ歯が茶色くなっているのかという原因を明らかにしてくれます。

そのため、歯が茶色いと感じた場合は、とりあえず歯医者さんに相談しておけば間違いありません。虫歯を着色汚れと思い込んで放置していると症状が悪化してしまうため、勝手に判断をするのではなく、歯医者さんに相談することを心がけてください。

3.食後の歯磨きが大切

 

基本的なことではありますが食後に歯磨きを徹底して行えば、生まれつきエナメル質が薄いということがない限り、歯が茶色くなることはありません。食後に歯磨きを行えば着色汚れがつくこともありませんし、虫歯になる可能性も少なくなります。

朝と夜にしか歯磨きをしていない方もいるでしょう。しかし、できれば毎食後に歯磨きを行うようにしてください。保護者が磨いている場合も子供が自分で磨いている場合も、毎日の作業となると怠けてしまいがちです。しかし、磨き残しが歯の茶色につながることもあるので、徹底して磨くことが大切です。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後に子供の茶色い歯についてまとめます。

  1. 子供の歯が茶色い理由としては、着色汚れや虫歯などが考えられる。
  2. 子供の歯が茶色い場合は、歯磨きを行うべき。それでも対処ができなければ、早めに歯医者さんに相談する必要がある。
  3. 食後の歯磨きを行えば、着色汚れも虫歯も防ぐことができる。

子供の歯を茶色くしないために最も大切なのは歯磨きです。基本的なポイントではありますが、疎かにしないように心がけてください。

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