科学的根拠あり!虫歯の予防に本当に効果があるもの3選をご紹介!

虫歯予防として効果があるものは数多く存在しています。薬局などに足を運ぶと虫歯予防に効果があると謳っている商品を目にすることがあるでしょう。しかし、本当に効果があるのかと不安になっている方もいるのではないでしょうか。

本記事では虫歯の予防に効果があるものを3つ紹介いたします。参考にして虫歯予防に努めてください。

1.フッ素塗布

虫歯を予防する方法は大きく2つあります。1つは歯磨きなどで歯に汚れを残さないようにすること、もう1つが酸で溶けづらい強い歯を作ることです。そしてフッ素塗布は強い歯を作るのに役立ってくれます。

フッ素には酸が作られるのを抑制する働きがあります。虫歯は虫歯菌の活動によって酸が生まれ、エナメル質が溶けてしまう症状のことです。つまり、酸が作られるのを抑制できれば虫歯にはなりません。

そして抗菌作用もあるので、虫歯菌の活動そのものを沈静化することができます。初期症状の虫歯であれば、フッ素塗布だけでも治癒するケースがあるくらい虫歯予防として高い効果を発揮してくれます。

フッ素塗布は歯医者さんで行ってくれるのはもちろんですが、歯磨き粉にもフッ素が含まれているものが多く販売されているので、それを活用することで汚れを落としつつ虫歯になりづらい環境を構築可能です。歯磨き粉を選ぶ際は、フッ素を含有しているかどうかに着目してみてください。

2.ガム

意外に思われる方もいるかもしれませんが、ガムは虫歯予防に効果があります。食べ物を食べるということは、それだけで虫歯に近づくと考えているかもしれません。確かに食べカスなどが口に残ることで虫歯になることはあります。しかし、ガムに関しては高い虫歯予防効果があるのです。なぜなら、大量に唾液を分泌することができるからです。

私たちは食事をすると口の中が酸性に近づきます。酸性の状態は歯のエナメル質を溶かしてしまうので、虫歯になりやすくなります。虫歯を予防するためには中性に戻さなくてはいけないのですが、それを行ってくれるのが唾液です。

しかし、唾液は人によって分泌量が違います。ガムを噛まなくても十分な唾液が分泌されているのであれば問題ないのですが、唾液が少なめという方はガムを使って唾液を出すようにしてください。他にも唾液腺をマッサージすることで唾液量を増やすのも効果的です。

注意するべきなのはガムの種類です。ガムの中には糖質が多く含まれているものがあるのですが、糖質は虫歯の原因となってしまうのであまりおすすめできません。おすすめなのはキシリトールを含有しているガムです。

キシリトールは砂糖と同じ糖質なのですが、虫歯の原因となるミュータンス菌の餌にならないという特徴があります。そのため、砂糖ではなくキシリトールが含まれているガムであれば、ガム自体が甘くても虫歯の原因になることはありません。

キシリトール配合のガムは数多く販売されています。食事をした後、すぐに歯磨きをするのは難しいという方もいるでしょう。そういった方は、ガムだけでも噛むようにしてみてください。

3.歯間ブラシ

フッ素塗布やガムを噛むことで虫歯予防はできますが、やはり基本となるのは歯磨きです。食事をした後、時間を空けずに丁寧に歯磨きをすれば虫歯になる可能性は大きく下がります。しかし、自分では歯磨きをちゃんとできているつもりでも、実際にはできていない可能性があります。特に汚れが残りやすいのが歯と歯の間です。細かい場所は一般的な歯ブラシでは磨きづらいのです。

そこで歯間ブラシを使えば、歯の隙間の汚れもしっかり取り除くことができます。歯磨きはきちんと汚れを落とせるからこそ意味があります。毎日、歯磨きをきちんとしているのに虫歯になってしまったという方もいるのではないでしょうか。その理由は汚れを落としきれていないからです。

歯間ブラシを使って細かな汚れも残さないように心がけてください。また、定期的に歯医者に行って磨き残しがないかを確認してもらうことも重要です。自分では汚れが残っているかどうかわからないので、クリーニングも兼ねて歯医者さんは利用するようにしてください。

【まとめ】

いかがだったでしょうか?以下に虫歯の予防に効果があるものをまとめます。

  1. フッ素塗布は酸が生まれにくくなるので、虫歯予防に効果がある。また、虫歯菌の働きを抑制することも可能。
  2. ガムを噛むことで唾液を分泌し、汚れを落としたり口内環境を中性に近づけたりして虫歯予防ができる。しかし、砂糖が含まれているガムは虫歯の原因となるので、キシリトール配合のものを選ぶのが望ましい。
  3. 歯間ブラシを使って磨き残しを減らすのも大切。歯医者さんも利用して、歯の汚れが残っているかどうかを確認してもらおう。

虫歯は非常に厄介な病気です。しかし、頻繁に歯医者さんに通う暇がない方もいるでしょう。そういった方は、本記事を参考にして虫歯予防に取り組んでみてください。

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