口内炎は歯医者さんに行くべき?受診の目安・治療内容・費用についてわかりやすく解説

「口内炎くらいで歯医者さんに行ってもいいの?」と迷うかもしれませんが、実は口内炎は歯やお口の状態が原因で起こっていることもあります。

今回は、歯医者さんで口内炎を診てもらえる理由や治療内容、費用の目安について解説します。

口内炎だけでも歯医者さんに行っていいの?

結論から言うと、口内炎の症状で歯医者を受診しても問題ありません。
歯科医院は虫歯治療だけでなく、歯ぐき・舌・頬の内側など、お口全体のトラブルを診る専門家です。

特に次のような場合は、歯医者さんでの相談がおすすめです。

  • 2週間以上たっても治らない
  • 同じ場所に何度もできる
  • 食事や会話で強い痛みがある
  • 詰め物や入れ歯が当たっている気がする

実際、欠けた歯や尖った詰め物が粘膜を刺激し、物理的な原因で口内炎ができているケースも少なくありません。こうした原因は、自分では気づきにくいため、歯医者さんでのチェックが役立ちます。

歯医者さんでは口内炎にどんな対応をするの?

歯医者さんではまず、口内炎の大きさ・色・場所を確認し、原因の見極めを行います。

主な対応内容は以下の通りです。

  • 口内炎の状態確認
  • 歯や被せ物が当たっていないかのチェック
  • 必要に応じて塗り薬や軟膏の処方
  • 刺激の原因となる詰め物や被せ物の微調整

多くの場合、強い痛みを伴う処置はありません。
また、「よくある口内炎なのか」「別の病気の可能性がないか」を専門的に判断してもらえる点も、歯医者さんを受診する大きなメリットです。

口内炎で歯医者さんに行った場合の費用の目安は?

口内炎の診察・処置は、保険診療の範囲内で行われることがほとんどです。

費用の目安としては

  • 初診+診察+薬の処方:1,500〜3,000円前後(3割負担)
  • 詰め物の簡単な調整がある場合:2,000〜4,000円前後

症状が軽く、診察と薬の処方だけであれば比較的負担は少なめです。
ただし、検査内容や処置の範囲によって費用は前後するため、心配な場合は受付で事前に確認すると安心です。

口内炎は放置しても大丈夫?歯医者さん受診の目安

多くの口内炎は1〜2週間ほどで自然に治りますが、次のような場合は早めの受診がおすすめです。

  •  2週間以上治らない
  • 大きくなってきた、硬さがある
  • 出血しやすい
  • 痛みが強く、生活に支障がある

「これくらいで行っていいのかな」と迷う必要はありません。
早めに相談することで、不安を減らし、適切な対応につながります。

まとめ

口内炎は身近な症状ですが、歯の状態やお口の環境が原因になっていることも多いトラブルです。

「そのうち治るだろう」と我慢せず、気になるときは歯医者さんに早めに相談してみてくださいね。

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