歯を失って不安…でも保険で治したい!ブリッジと部分入れ歯の保険治療ガイド

歯が抜けてしまったとき、「保険で治療できるのかな?」と不安になる方は少なくありません。
インプラントは自由診療で高額ですが、「ブリッジ」や「部分入れ歯」なら保険診療内での治療が可能で、費用を抑えながら噛む力や見た目を回復できます。

今回は、保険治療で選べるブリッジと部分入れ歯の違いや特徴、選ぶときのポイントをわかりやすく解説します。

保険治療のブリッジと部分入れ歯、どんな治療?

ブリッジは、失った歯の両隣を削って土台にし、橋のように人工歯をつなぐ治療法です。
見た目が自然で噛む力も比較的安定していますが、健康な歯を削る必要がある点は注意が必要です。

一方、部分入れ歯は、金属のバネや樹脂で作られた取り外し式の装置です。
ブリッジよりも適応範囲が広く、多くの歯を失ったケースでも保険で対応できます。ただし、違和感が出やすいことや、口を開けたときに金属が見える場合もあります。

保険治療のブリッジや部分入れ歯のメリット・デメリット

保険のブリッジや部分入れ歯の大きな魅力は、費用を抑えられることです。数千円~数万円で治療できるため、経済的な負担が軽く支払いの面で安心です。

一方で、保険診療には使える素材や形状に制限があります。
ブリッジの場合、奥歯は銀色の金属が基本で、前歯のみ白いレジン素材が使われます。部分入れ歯も金属のバネが必要となり、見た目や使い心地が自由診療に比べると気になる方もいるでしょう。

保険治療のブリッジや部分入れ歯を選ぶときのポイント3つ

ブリッジと部分入れ歯、どちらも保険でできる治療法ですが、生活スタイルやお口の状態によって向き・不向きがあります。迷ったときは、次のポイントを参考にしてみてください。

  • 毎日の生活を思い浮かべてみる
    「食事中に外れないほうが安心」なのか、「取り外してお手入れしたい」など、普段の暮らしをイメージして選ぶと後悔が少なくなります。
  • 残っている歯を大切にできる方法を考える
    ブリッジは両隣の歯を削る必要があり、部分入れ歯はバネをかける歯に負担がかかります。どちらが今ある自分の歯を長く守れるか、歯科医師とよく相談してみましょう。
  • 将来のことも踏まえて選ぶ
    「今だけ」ではなく、5年後・10年後を考えたときに安心して使えるかどうかも大切です。ただし、途中で治療法を変えたり、自由診療へ移行したりすることも可能なので、最初から完璧に決める必要はありません。

まとめ

保険診療でのブリッジや部分入れ歯は、歯を失ったときに、費用を抑えながら機能を取り戻せる現実的な選択肢です。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分の生活やお口の状態に合った方法を選びましょう。迷ったときは気軽に歯医者さんに相談してみてくださいね。

掲載内容に問題がありますか? 報告する