歯科治療で局所麻酔を使用した場合、「麻酔はいつ切れるの？」「長く続くのは大丈夫？」と気になりますよね。

麻酔が切れるタイミングや注意点を知らないと、食事の際に口を噛んでしまったり、違和感が長引いたりすることもあります。

今回は、虫歯治療などで使われる局所麻酔について、切れるまでの時間や過ごし方、よくある疑問を詳しく解説します。

1. 局所麻酔はどのくらいで切れる？個人差と種類による違い

一般的に、局所麻酔の効果は1～3時間程度で切れることがほとんどです。ただし、以下の要因によって持続時間は変わります。

• 局所麻酔の種類や濃度、使用量
• 注射する部位の血流量
• 個人の体質や代謝のスピード

たとえば、血流が少ない部分に打った場合は効果が長く続くことがあります。また、子どもと高齢者では代謝の違いから、同じ種類でも切れる時間が変わることがあります。

2. 局所麻酔が切れるまでの注意点と過ごし方

局所麻酔が効いている間は、唇や舌の感覚が鈍くなっており、無意識のうちに口の中を噛みやすい状態です。

特に小さなお子さんは注意が必要で、舌や頬を噛んで出血してしまうこともあるため、感覚が戻るまで見守ってあげましょう。

また、感覚が戻るまでは熱い飲み物や食べ物を避けることが大切。なぜならやけどに気づかないことがあるからです。

さらに、話しづらさや、飲み込みにくさを感じる場合は、無理に話さず、静かに過ごすのが安全です。

3. 局所麻酔が切れたあとの痛みとケア

局所麻酔が切れると、治療部位の神経が再び感覚を取り戻し、痛みを感じることがありますが、これは自然な反応で、多くの場合は時間とともに落ち着きます。

痛みが強い場合は、処方された鎮痛薬を指示通りに服用しましょう。

もし口の中を噛んでしまった場合は、患部を清潔に保ち、痛みや腫れが長引くようなら歯科医院へ連絡することをおすすめします。

まとめ

局所麻酔は通常1～3時間ほどで切れますが、種類や体質によって差があります。治療後は以下のポイントを意識しましょう。

• 口を噛まないよう注意する
• 熱い食べ物や飲み物は避ける
• 強い痛みが出たら我慢せず薬を服用する、または歯医者さんに相談する

局所麻酔についての正しい知識を持っておくことで、不安を減らし、治療後を安心して過ごせます。気になることがあれば、治療の前でもあとでも、遠慮せず先生やスタッフの方に相談してみてくださいね。