「痛いところもないのに歯医者さんに行くのもな･･･」 「半年に一度って聞くけど、本当に必要？」 そんな疑問や煩わしさから、足が遠のいていませんか？
今回は、歯科医院で受ける定期健診の最適な頻度や意味、内容や費用などについてご紹介します。

「半年に一回」は正解じゃない？頻度は人によって違う

定期健診は「半年に一度」とよく耳にしますが、これは目安のひとつにすぎません。歯や歯ぐきの状態、虫歯のなりやすさ、日々のケアの状況などによって、最適な通院ペースは変わります。
ある人は年一回でも十分だけれど、場合によっては3ヶ月ごとのケアが必要な方も…。
つまり、現在の状態をプロにチェックしてもらいながら「自分にちょうどいいペース」を見つけていくことが、定期健診の大きな目的のひとつと言えるでしょう。

“気づきにくい変化”をプロの目で見逃さない

“症状がなければわざわざ歯医者さんに行く必要はない”
そう思っている方も少なくありません。でも、虫歯や歯周病といったお口の病気の多くは、痛みが出る前に症状が進行しやすいのも事実。
特に歯周病は、静かに進む「サイレントディジーズ（静かな病気）」とも呼ばれ、自覚症状が出たときにはすでに歯を抜かなくてはいけない状態だったというケースも。
定期健診では、そういった“自分では気づきにくい変化”がないか、歯ぐきの状態や歯の表面、かみ合わせなどを丁寧にチェックしてくれます。
治療が必要な部分を早期発見できれば、金銭的にも時間的にも負担を軽減できます。
そして悪いところがひとつもなかったとしても、実はそれこそがとても大きな成果。「お口の状態が健康」という確認の時間であり、現在のケアが間違っていない証拠でもあります。
一見「何もしていない」ように見えても、歯科健診はとても価値のあることなのです。

歯医者さんの定期健診で何をする？費用は？よくある不安にお答えします

「歯科健診って何をするの？」「いきなり削られたりしない？」 初めての方や、久しぶりに受ける方はそんな不安もあるかもしれません。
多くの歯科医院では、以下のような内容を行っています。

• 虫歯や歯周病のチェック
• 歯石、プラークの除去（クリーニング）
• 歯ぐきの検査、ブラッシングのアドバイス
• 必要に応じてレントゲン撮影

費用は保険診療の範囲で1,000〜3,000円程度が一般的。もちろん、事前に説明や同意を得たうえで処置を進めるのが基本です。
普段のケアで気になっていることがあれば、歯科医師に遠慮なく質問できるのも定期検診のメリット。ちょっとしたことでも気軽に聞いてみましょう。

まとめ：定期健診は、あなたの「安心」を支える時間

歯医者さんの定期健診は、これからも気持ちよく食べたり話したりするための予防の場。
あなたにぴったりの定期検診のペースを歯医者さんと相談しながら、専門家に診てもらうことでお口の健康をキープしていきましょう。