親子で通う歯医者さんの定期健診!家族で“歯の健康習慣”はじめよう

「自分はしばらく歯医者さんに行っていないけど、子どもには虫歯になってほしくない」
「一緒に通えたらラクだけど、うまくいくのかな?」

そんな親御さんのお悩みや不安の声をよく耳にします。
実は、親子で定期健診を受けることには、メリットがたくさん!

今回はそんな親御さんの疑問にこたえながら、定期健診を通して、家族みんなで“歯から始める健康ライフ”のヒントを紹介します。

家族で気軽に通える歯医者さんの活用法、のぞいてみませんか?

「親も一緒に歯医者さんに行く」のがいい理由って?

お子さんが小さいうちは、歯医者さんは「音やにおいが怖い」「何をされるかわからなくて不安」「知らない人に触られるのが嫌」と感じることが多いようです。

そのため、おうちの人が“自然に通っている姿”を見せることで、子どもの安心につながります。

「お母さんも診てもらってた」「パパも歯みがきのこと聞いてた」などの体験があると、子どもは歯医者さんに苦手意識を持ちにくくなります。

しかも、歯周病になりやすいかどうかは体質の影響を受けることがあるため、親御さんの歯ぐきの状態を確認することで、お子さまが将来歯周病になるリスクの傾向がわかることもあります。

親子で通うことは、実は子どもにも、大人にも意味のある時間なのです。

子どもと大人の歯科検診はどう違う?

歯科健診ではどんなことをするのか紹介していきましょう。基本的な内容は似ていますが、子どもと大人ではチェックするポイントが少し異なります。

子ども(乳歯・永久歯の生え変わり期)

  • 虫歯チェック
  • 歯の生え変わりや噛み合わせの確認
  • 歯みがきの練習やアドバイス
  • フッ素塗布

大人

  • 歯ぐきの状態チェック(歯周病の有無)
  • 歯石・着色汚れの除去
  • 噛み合わせや詰め物の確認

一緒に受ける場合、子どもが終わったあとに大人の診察、またはその逆という流れが多く、1回の通院で親子そろって診てもらえるので通院の手間も少なくて済みますね。

「親子で行く」のはいつからできる?

歯医者さんによっては、2〜3歳からの定期健診も可能です。
最初は親御さんのおひざに乗ったままでもOKの歯医者さんもたくさんあります。歯みがきの様子を見るだけでも、れっきとした健診です。

また、小学生になると歯みがき習慣が乱れやすく、歯のトラブルも増える時期。定期的に親子で歯科健診の日を作ることで、「一緒に行こう」と誘いやすく、怖い、緊張するといった気持ちを軽くできます。

何より、お口のトラブルを防いだり、軽度のうちに治療できたりと、お子さんが痛い思いをせずに済むので、親御さんの精神的な負担も軽減できますね。

中学生までのお口の状態は、将来の歯の健康に大きな差が出ると言われています。歯科健診が習慣化していると、お子さんの歯への健康意識も自然と高まるため、生涯にわたって健康なお口をキープしやすくなるでしょう。

まとめ:家族の健康習慣に「歯の時間」を作りましょう

親子での定期健診は、ただ歯を診てもらうだけでなく、家族の「健康の時間」になります。
お互いにケアの大切さやちょっとした不安を共有することもできます。そして何より、歯医者さんのイメージが「痛くなってから行く場所」から、「気軽に相談できる場所」に変わります。
忙しい毎日だからこそ、歯医者さんでの定期検診を、親子で歯を大事にする時間にしてみませんか?

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