歯医者さんで行うクリーニングとは?定期健診との違いや通院頻度などを解説!

虫歯を予防する方法はいくつかあり、歯医者さんで行う「クリーニング」もそのひとつ。
虫歯予防や審美性を保つためにも、定期的なクリーニングはとても大切ですが、どういった内容なのかご存じですか?

そこで今回は、クリーニングの内容や費用、推奨されている通院頻度などを解説します。

歯医者さんのクリーニングとは?

歯医者さんで行うクリーニングとは、歯に付着した歯垢の塊「プラーク」や、プラークが硬くなった歯石を取り除いたり、歯の着色汚れを除去したりして、口腔内を清潔にする施術を指します。

プラークや歯垢は細菌の温床なので付着したまま放置すると、虫歯や歯茎が炎症を起こす「歯周病」の原因となります。また、歯石も着色汚れも通常のブラッシングで落とすことが難しいため、定期的に歯医者さんに通い、クリーニングを受けることが重要です。

「定期健診」とは何が違うの?

歯医者さんでの定期健診とは、虫歯や歯周病の有無をチェックするために、一定の間隔で通院することを指します。
一方、クリーニングは歯石や着色汚れを取り除き、口腔内を清潔に保つ処置です。定期健診とは目的が異なりますが、健診と併せてクリーニングを行う歯科医院も少なくありません。

クリーニングの費用は?

歯医者さんでのクリーニングは、治療目的でプラークや歯石を除去する施術のみ保険適用になります。
この場合、一般的な料金は3,000円程度です。

ただ、着色汚れの除去など審美性を高める目的で行うクリーニングは、保険適用になりません。
この場合、施術の種類によって金額は大きく変動し、総額は5,000円~3万円程度になります。

クリーニングに通う頻度は?

口腔内に大きな問題がない方の場合、クリーニングに通う頻度は3ヶ月~半年に1回程度が一般的です。

一方、歯並びが極端に悪く、ご自身での歯磨きだけでは汚れの除去に限界がある場合は1~2か月に1回程度、体質や生活習慣などで歯石が付きやすい方は2~3ヶ月に1回程度など、歯並びや口腔内の状態によって通う頻度は異なります。

気になる方は、担当の歯科医師に自分はどのくらいの頻度で通うのが適切なのかを、質問してみるといいでしょう。

定期的なクリーニングで口腔内の健康を守りましょう

歯医者さんでのクリーニングは、審美性を保つためだけでなく、虫歯予防の観点からもとても大切な施術です。

数ヶ月に1回でも歯医者さんに通うことが少々面倒だと感じるかもしれませんが、定期検診と一緒にクリーニングを行い、口腔内の健康を守れるよう努めるといいでしょう。

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