虫歯で顔が腫れたら何日で治る?顔が腫れる原因と対処法を徹底解説

虫歯で顔が腫れた経験はありませんか?
そんなとき、「腫れはいつまで続くのか」「腫れを早く治したい」と思いますよね。
この記事では、虫歯で顔が腫れる原因とその応急処置、歯科医院で行われる治療方法について解説します。

虫歯で顔が腫れる原因は?

虫歯による顔の腫れにはさまざまな原因があり、代表的なものとして挙げられるのは以下の通りです。

  • 虫歯の進行
  • 膿瘍(のうよう)
  • その他

虫歯の進行

初期の虫歯では、痛みを感じることはほとんどありません。しかし、放置すると感染が進行し、歯の根元に膿が溜まる場合があります。
この膿が筋肉や歯の周囲に広がると、歯茎や顔が腫れるといった症状が現れます。

膿瘍

腫瘍とは組織のなかに膿が溜まっている状態のことで、虫歯だけでなく歯周病でも起こりうるとされています。
膿瘍ができると、頬や歯茎の腫れや痛み、発熱を伴う場合があり、放置すると副鼻腔炎などを引き起こすこともあります。

その他の要因

顔が腫れる原因は虫歯の進行や膿瘍のほかに、歯周病や親知らずによる炎症、歯茎や顎骨の腫瘍が考えられます。

虫歯による顔の腫れは何日で治る?

腫れが引くまでの日数は原因や治療法により異なりますが、軽度であれば数日~1週間で改善することが多い傾向にあります。
一方で、外科処置を伴うほど重度のケースでは、数週間~数ヶ月かかることも少なくありません。
いずれにしても、早めに歯科医師に相談して処置を受けることで症状が落ち着くことが多いので、我慢せず受診しましょう。

顔が腫れた!自宅でできる応急処置は?

患部を冷やす

患部を冷やすことで、一時的に痛みが和らぎ、腫れが引く場合があります。
清潔な布で包んだアイスパックや冷たいタオルを腫れている部分に優しくあてましょう。
ただし、冷やしすぎは逆効果になることもあるため、注意が必要です。

口腔内を清潔にする

うがい薬やマウスウォッシュを使用すると、口腔内の殺菌が期待できます。
塩や重曹を溶かしたうがい液を使う方法も効果的ですが、アルコール成分が多く含まれているものや、刺激の強い製品は避けるようにしましょう。

患部を刺激しないように注意する

症状が悪化する可能性があるため、腫れた部分が気になっても、舌や指で触ったり強く押したりしないようにしましょう。
また、歯磨きをする際は、歯や歯茎に刺激を与えないよう、やさしくブラッシングすることを心がけてください。

痛み止めを服用する

市販の鎮痛剤を服用することで、痛みを緩和することができます。服用する際は、用法・用量を守り、副作用にも注意してください。

虫歯で顔が腫れた際の治療方法は?

虫歯が原因で顔が腫れた場合、腫れの原因や症状の程度に応じて、神経の処置や抜歯、膿の排出、抗生剤の服用といった治療が検討されます。

神経の処置や抜歯は、感染の拡大を防ぎ、腫れの根本的な原因を取り除くことを目的としています。それでも症状が改善しない場合は、膿を排出する治療を行うことがあります。

また、抗生剤は感染の原因となる細菌やウイルスを抑えるために処方されますので、処方された分はしっかりと飲み切ることが大切です。

まずは歯科医院に相談しましょう

顔が腫れる原因には、虫歯の進行や膿瘍以外にも、歯周病、親知らずの炎症といった場合も考えられます。

顔の腫れを早く改善するためにも、まずは早急に歯科医院に相談して適切な処置を受けることをおすすめします。

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