歯医者さんには終わりが見えない!?その理由と早く終わらせるためのポイントを解説!

歯医者さんに通い始めたのはいいものの、「あと何回通えば治療が終わるんだろう」と、疑問に思ったことはありませんか?通う手間や治療費のことを考えると、不安を抱えるのは当然なのかもしれません。

今回は、治療に終わりが見えない理由や治療を早く終わらせるために必要なことを解説します。

歯医者さんの治療で終わりが見えない理由は?

歯科治療に時間がかかるのには、いくつかの理由が考えられます。ここでは3つに絞って解説します。

理由①|治療を段階的に進めていくため

たとえば虫歯の場合、症状の進行状況によって治療方法が異なります。そのため、段階的に治療を行う必要があるのです。
初期の虫歯であれば、1〜2回の治療だけで済むことも珍しくありません。一方で重度の虫歯になると、詰め物や被せ物を作製したり、神経の治療を行ったりする必要があり、治療が完了するまでに1ヶ月を超えることもあります。

理由②|患者さんの身体的負担を減らすため

一度に多くの治療を行うと、長い時間お口を開けることになります。口を開ける動作はあごだけでなく、人によっては精神的な部分で負担になることもあるでしょう。そのため、治療時間を制限して、治療における負担を軽減しているのです。

また、まとめて治療すると、歯に負担がかかったり噛み合わせに問題が発生したりする可能性もあるため、段階的に治療を行うことが一般的です。

理由③|保険診療のルールがあるため

保険診療の場合、厚生労働省によりレセプト(診療報酬)単価が定められています。
一度の治療で保険適用できる範囲や治療法が決められているため、ある程度の期間を設けて処置を進める必要があります。

歯科治療を短期間で終わらせるためのポイント

歯科治療をできるだけ早く終わらせるためには、日々のケアや定期的な健診が欠かせません。以下のポイントをぜひ参考にしてみてください。

セルフケアで虫歯・歯周病を予防する

通常の歯磨きに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシといった清掃器具を活用し、セルフケアを徹底しましょう。
できる限り虫歯を作らない、初期の段階で早いうちに治療を受けることが治療期間の短縮につながります。

歯医者さんで定期的な健診を受ける

定期健診を受けることで、虫歯や歯周病などのトラブルを早期に発見することが可能です。
また、専門的なクリーニングや歯石取りを行うことで、虫歯の予防にもつながります。

健康な口腔内環境を保つために、2〜3ヶ月に1度のペースで定期検診を受けるといいでしょう。

歯医者さんとしっかりコミュニケーションを取る

歯医者さんが考える治療期間と患者さんが想像する治療期間が異なると、治療が終わらないと感じてしまう原因となります。そのため、いまの治療内容と今後の治療内容について聞くのも、治療を早く終わらせるポイントです。

治療を途中でやめるリスク

引越しや自己判断など、さまざまな理由で歯医者さんへの通院を中断してしまうことがあるかもしれません。しかし、治療を途中で中断すると多くのリスクが生じます。

たとえば、症状の進行や治療の複雑化、腫れや痛みの悪化、さらには見た目に影響を及ぼしてしまう可能性もあるのです。

歯科治療は継続することが大切

治療が完了するまでに何度も通院する必要があるのは、治療の進め方や保険適用のルールによるものなど、きちんとした理由があります。

また、治療を長引かせないためにも普段からのセルフケアや歯医者さんで定期健診を受けることが大切です。

終わりが見えない不安や治療に対する疑問があれば、まずは歯科医師に相談しましょう。

掲載内容に問題がありますか? 報告する