ガタガタな歯並びを治したい!原因と治し方を解説

ガタガタな歯並びがコンプレックスで、人前に出るのが苦手という人もいるのではないでしょうか。ガタガタな歯並びは見た目の問題だけでなく、健康面でのトラブルも引き起こします。

この記事では、ガタガタな歯並びの原因と放置するリスク、治療方法について解説します。

ガタガタな歯並びとは

ガタガタな歯並びとは、隣り合う歯が重なり合ったり捻れて生えている状態のことを指します。歯科では「叢生(そうせい)」と呼び、八重歯も叢生に含まれます。

ガタガタな歯並びの原因

ガタガタな歯並びの原因は次の2つが考えられます。

  • 顎が小さく歯が大きい
  • 乳歯が早く抜けた

それぞれ詳しく見ていきましょう。

顎が小さく歯が大きい

歯がまっすぐきれいに生えるためには、十分なスペースが必要です。顎のサイズに対して歯が大きいと歯がきれいに並ぶためのスペースが足りず、重なり合って生えてしまいます。

また、顎のサイズは平均的であっても、歯が大きいと生えるスペースが不足するため、ガタガタな歯並びの原因となります。きれいな歯並びのためには、顎のサイズと歯の大きさのバランスが重要なのです。

乳歯が早く抜けた

成長期の歯の生え替わりでは、永久歯が下から押し上げることで乳歯が抜け落ちます。しかし、なんらかの原因で永久歯が押し上げる前に乳歯が抜けてしまうと、空いたスペースを他の歯が埋めようとし、永久歯が生えてくるスペースが奪われます。

その結果、本来の位置に永久歯が生えることができず、歯並びがガタガタになることがあります。

また、このほかにも

  • 生まれつき歯が多い
  • 舌で歯を押す癖

などによってもガタガタに歯が生えることがあります。

ガタガタな歯並びを放置するリスク

ガタガタな歯並びを放置すると、次のようなリスクが高まります。

  • 虫歯や歯周病になるリスク
  • 歯の寿命が縮まる
  • 口臭が発生しやすくなる

詳しく見ていきましょう。

虫歯や歯周病になるリスクが高い

歯が重なり合ってガタガタに生えていると、歯ブラシだけで汚れを取り除くことは難しく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

そのため歯間ブラシやフロス、タフトブラシを使って歯を磨く必要がありますが、生え方によってはそれらを使っても汚れが落としきれない場合があります。

歯の寿命が縮む

歯並びの乱れは噛み合わせにも悪影響を与えます。噛み合わせが悪いと一部の歯にだけ負担がかかり、結果としてその歯の寿命が縮まります。

口臭が発生しやすくなる

前述のとおり、歯並びがガタガタしていると歯磨きをしても汚れが残りやすくなり、それらが原因で口臭が発生しやすくなります。また、歯並びや噛み合わせが悪いと口呼吸が多くなり、口の中が乾燥することで口臭が発生しやすくなります。

ガタガタな歯並びの治し方

ガタガタな歯並びの治療方法は、次の2つから選ぶことになります。

  • ワイヤー矯正
  • マウスピース矯正

それぞれ詳しく解説します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、歯の表面にワイヤーを装着して歯並びをきれいにする治療方法です。ブラケットと呼ばれるパーツを歯の表面に設置し、そこにワイヤーを通して徐々に歯を動かしていきます。

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、マウスピース型の矯正装置を1週間から10日ごとに交換しながら歯並びを治療していく方法です。目標となる歯並びに合わせて徐々にマウスピースの形状を変えていき、1日に20時間以上装着して歯を動かしていきます。

ガタガタな歯並びはそのままにせず歯科医院へ相談しましょう

ガタガタな歯並びは見た目が悪いだけでなく、健康面でのリスクも高まります。そのままにしておくと結果的に歯の寿命が短くなるため、早めに歯科医院へ相談しましょう。

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