歯科医院での定期健診はなにをするの?頻度は?定期健診について詳しく解説

歯科医院での治療が終わると「〇ヶ月後に定期健診に来てください」と言われた経験はありませんか?
治療が終わったと思っていたのにまた来ないといけないなんて…と感じる人もいるかもしれません。
今回は、なぜ歯科医院で定期健診を推奨しているのか、詳しく解説します。

歯の定期健診ではなにをするの?

定期健診の内容は主に以下の4つとなります。

①問診

治療を終了してから、気になることや変化がないか、いくつか質問されます。
生活習慣や環境の変化によって虫歯や歯周病などのリスクが高まることもあるため、仕事のほかにプライベートについても聞かれることがあります。

②お口の中や周囲の検査

お口の中の検査では虫歯の有無、歯肉や粘膜、噛み合わせに異変がないかなどを診察します。
また、周囲の検査では口の開閉をスムーズにできるか、音が鳴らないか、耳の前からこめかみにかけて痛みがないかなどを細かな部分もしっかり確認していきます。

③歯磨き指導

検査の結果によって、歯磨き指導を行うこともあります。
専用の薬を使い磨き残しが確認できた場合、歯ブラシの正しい当て方についての指導が入ります。
また、フロスや歯間ブラシなどを使ったお手入れも+αで取り入れるよう勧められることもあります。

④機械を使った清掃

専用の機器とフッ化物入り研磨剤を使って、歯垢や歯石を取り除き歯の表面をツルツルに仕上げていきます。
さらに、専用の器具を使った清掃は、歯石などの汚れが付きにくくなるため虫歯や歯周病の予防にもつながります。

定期健診はどのくらいの頻度で受ければよいのか

定期健診の目安は3ヶ月ごととされています。
理由としては、一度取り除いた歯石が再び付着する可能性が高くなるのが3ヶ月程度といわれているからです。
また、歯石が付着した状態でも、3ヶ月程度であれば落としやすいこと、細菌の働きに歯止めをかけることができるベストな期間が3ヶ月程度であることなど、3ヶ月という期間には様々な理由があるのです。
ただ、お口の中の状態によって1、2ヶ月程のこともあれば、半年のこともあり人それぞれ頻度は異なります。

定期健診とセルフケアが虫歯や歯周病の予防につながる

定期健診は、歯のクリーニングや歯磨き指導など、医師や歯科衛生士による予防治療が行われます。
定期的に通うことは病変の早期発見・早期治療にもなり、重症化してから通うよりも治療にかかる時間や費用をおさえることができるのです。
自宅でのセルフケアはもちろんですが、歯科医院で定期的なメンテナンスを受けお口の健康を守りましょう。

掲載内容に問題がありますか? 報告する