歯を失う原因はなに?対策についても解説!

食事を楽しんだり発音したり、生きるために欠かせないのが「歯」です。
実はその歯を失ってしまう原因で最も多いのは、虫歯や歯周病と言われています。

今回は、これらの原因と対策について詳しく解説します。

虫歯の原因とその対策

虫歯が進行して治療が難しくなると、歯を抜かなければいけないことがあります。
例えば、

・歯の神経にまで炎症が広がり歯ぐきが腫れて食べ物がしっかり噛めない
・歯ぐきから上の部分がほとんど崩壊してしまい歯の根だけが残っている

などの症状は抜歯の対象となってしまうことがあるのです。

虫歯が生じる原因

虫歯は歯の質、お口の中の菌の量、糖質の3つが主な原因と言われていますが、噛む回数や唾液の量が少ない、ストレスなども虫歯の原因となることがあります。

虫歯の予防

例えば、菌のすみかである歯垢をきちんと取り除くこと、規則正しい食生活を心がけるようにするなど、対策を講じることで虫歯は予防できます。

・歯磨き

奥歯のしわや溝、歯の根元、歯と歯の間、詰め物と歯の隙間に虫歯はできやすいため、歯磨きをする際はこの部分を意識して丁寧にブラッシングを行うようにしましょう。

また、歯の隙間は歯ブラシをしっかり行っていても磨き残しがでやすいため、歯間ブラシやデンタルフロスを使ってお掃除することをおすすめします。

・食習慣を正す

糖分は虫歯を進行させる原因でもあるため、頻繁に甘いものを食べることは控えつつ食べたあとはできるだけ歯磨きをする、難しい場合はうがいをするなどお口の中に糖分をできるだけ残さないことが大切です。

また、唾液はお口の中の細菌を洗い流すのにとても重要な役割を担っています。
唾液をたくさん出すためにも、食べ物はしっかり噛むようにしましょう。

歯周病の原因とその対策

歯周病の初期段階は自覚症状がほとんどないため、違和感があるときは症状が進行している可能性があります。
歯ブラシに血がにじんだり歯ぐきが赤くなったりしている場合は、何かしら異変が起きているサインです。

歯周病が生じる原因

歯周病の原因のほとんどは「歯垢」だと考えられています。

歯垢の中にいる歯周病菌が排出した毒素が歯ぐきが炎症を引き起こしているのですが、中には、遺伝性の病気や血液の病気などで歯周病が生じるていることもあります。

歯周病の予防

ブラッシングによるセルフケアと歯科医院での治療やメンテナンスを受けて、健康な歯ぐきを保つことが大切です。

・歯磨き

歯垢をしっかり取り除くために、歯と歯ぐきの境目や歯の裏側など磨き残しが出やすい部分を丁寧に磨きましょう。

歯ブラシを毎日行っていても汚れをすべて取り除くことは難しいため、歯の専門家である歯科医院で定期的なメンテナンスやお掃除をしてもらいましょう。

お口の中で気になる症状があれば歯科医院で診てもらおう

歯の健康を保つためには、歯磨きは丁寧に行うこと、食習慣を見直すことが大切です。

「冷たいものを食べると歯がしみる」「歯ブラシに血がにじむ」などの症状がある方は、早めに歯科医院に相談することをおすすめします。

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