歯が痛くて眠れないという経験をしたことがある方はいませんか?これを読んでいるこの瞬間が、歯が痛くて眠れないという状態かもしれません。夜中なので歯医者さんも開いておらず、どうしたらいいか迷っている方も少なくないでしょう。

本記事では歯が痛くて眠れないときの対処法について解説いたします。本記事を参考に眠れない状態をなんとか乗り切ってください。

1.救急センターを利用する

まず痛みがあまりにも激しい場合は、救急センターを利用してください。夜中に歯が痛む原因については後述しますが、何か大きな問題が発生している可能性もゼロではありません。一般的な虫歯による痛みであれば、翌朝まで待ったとしても問題はないでしょう。

しかし、虫歯かどうかを自分で判断するのは困難です。誤った判断によって正しい対処ができない可能性もあるので、救急センターの利用は検討してみてください。

抵抗がある方もいるかもしれませんが、救急センターとは夜間や休日のいざという時に病院が利用できるように開いている場所なので、遠慮なく利用して問題ありません。もちろん、支障がなければ救急車を呼ばずに自分の足で向かうことも可能です。

いざというときに対処できるように、救急センターの連絡先を登録しておくと便利です。

2.夜中に歯が痛くなる原因

そもそもですが、日中から激しく歯が痛むのであれば、ほとんどの方は病院を利用するでしょう。夜中に歯が痛くなって困っている方の多くは、夜中になったタイミングで急に痛みが強くなってきたのではないでしょうか?

夜中になると激しい痛みが起こるのには理由があります。その理由について知っておき、正しく対処できるようにしてください。

①血液量の増加

寝る時の体勢は基本的に横向きです。私たちは日中、立って生活をしているので重力によって血液は下に流れています。しかし、夜になると眠るために横になるので、血液が頭部に流れていくようになります。

これによって頭部の血管が膨張し、その近くにある神経が圧迫されることで、今まで気にならなかった歯の痛みが現れるようになるのです。

ポイントなのは、血管が傍聴したとしても、歯に全く問題がないのであれば痛みは起こりません。多少の違和感が大きな痛みに変わると考えてください。そのため、痛みに対処するためには、少しの違和感を見逃さずに早めに病院を利用することが大切です。

わずかしか痛みがなかったとしても、夜中になったら大きな痛みへと変わるかもしれません。そうならないように、日中に歯の違和感を感じたらすぐに病院を利用するように心がけてください。

②副交感神経が活発になる

夜になるとリラックスすることで副交感神経が優位になります。副交感神経は、血管の拡張を促進する働きがあるので、血液量が増加したのと同様に血管が傍聴し、痛みを感じやすくなるのです。

③血流がよくなる

夜には入浴をする方が多いので、血行が促進されます。血行が促進されると、血液量が増加するため血管が膨張し、痛みを感じやすくなります。

3.歯の痛みの対処法

歯の痛みの対処法としてはいくつか考えられます。これらを試してみて、効果がなかったらすぐに救急センターを利用してください。

①患部を冷やす

頬の外から患部を冷やすことで痛みを和らげることが可能です。冷やすのは効果的なのですが、虫歯によって痛みが起こっている場合に、氷を口に含むなどで直接冷やしてしまうと痛みが増えてしまいます。

そのため、なるべく頬の外から冷やして痛みに対処するように心がけてください。

②鎮痛剤を利用する

市販の痛み止めを利用することで、歯の痛みはある程度和らぎます。簡単な食事であればできるくらいに痛みがなくなる場合もあるので、最も早く効果が期待できる方法と言えるでしょう。

しかし、夜中だと市販薬を購入しに行くのは難しいかもしれません。そのため、なるべく常備薬として家に置いておくようにしてください。

これらの方法はいざという時の応急処置として高い効果があります。しかし、あくまでも応急処置であり、痛みの根本的な原因が残ったままになっていることを忘れてはいけません。

眠ることができた場合でも、翌朝になったらすぐに歯科医院さんで受診してください。痛みはどんどん強くなっていき、これらの対処を行ったとしてもどうにもならないケースも少なくありません。早めに対処することを心がけてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後に歯が痛くて眠れないときについて解説いたします。

  1. どうしても眠れない場合は救急センターを利用するのが最も効果的
  2. 歯が痛む原因としては、血管が傍聴して神経を刺激するというのが考えられます
  3. 患部を冷やしたり鎮痛剤を利用したりすることで、痛みを対処することができる

歯の痛みの原因は、隠れているだけで日中にも存在しています。早めに治療をして夜に急に痛むといった状態を避けるように心がけてください。

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