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寝てる時の歯ぎしりはどうすれば治るの?起こる問題について解説!

寝ている時に歯ぎしりをしていると指摘されたことがある方は多いのではないでしょうか?いびきと同様に寝ている時の行動は自分で調整するのが難しいです。歯ぎしりを指摘されたとしても、どうやって解決すればいいかわからないと悩んでいる方も少なくないでしょう。

本記事では寝てる時の歯ぎしりについて解説いたします。歯ぎしりによって起こる問題についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

1.寝てる時の歯ぎしりが起こる理由

そもそもですが、寝てる時になぜ歯ぎしりが起こってしまうのでしょうか?普段から歯ぎしりの癖がないという方でも、寝ている時に歯ぎしりをしてしまう場合があります。

その理由は寝てる時に頬の筋肉に力が入ってしまうことにあります。頬の筋肉に力が入ると、当然ですが連動して歯にも力が入ってしまうことになるので、歯ぎしりが起こってしまうのです。しかし、寝ている時というのは基本的に脱力しています。頬に限らず力が入ってしまうことは基本的にありません。それなのに歯ぎしりが起こってしまうのは、眠りの質に問題があると考えられています。

眠りの質に問題があると、熟睡状態になりません。そのため、歯ぎしりが起こる理由は間接的に眠りの質を悪化させている理由となります。眠りの質はお酒を飲んだり、ストレスが多くかかっていたりすると浅くなってしまいます。

歯ぎしりで悩んでいて睡眠の質に問題があると感じている方は、まずそれを改善することを意識してみてください。ストレスを解消するのはもちろんですが、他にも睡眠の質を高める方法はたくさんあります。睡眠の質を改善するための病院もあるので、相談してみてください。

2.歯ぎしりを改善する方法

 

歯ぎしりを改善する方法としては、先ほど説明したように睡眠の質を高めるのが最も効果的です。しかし、睡眠の質を改善するのは即効性がありません。薬を飲むと一気に睡眠の質が改善する場合もありますが、依存性などの問題からあまり使用しすぎるのは避けるべきでしょう。

そのため、歯ぎしりを改善するのではなく、歯ぎしりによる歯への影響をなくすのを意識する必要があります。具体的にはマウスピースを着用するのがおすすめです。後述しますが、マウスピースを着用することで、噛み合わせを調整することができます。自分の歯に合わせたマウスピースを装着することで、寝ている間の歯ぎしりを抑制することができるのです。

また、歯ぎしりを完全に無くすことはできないのですが、仮に行ったとしても歯への負担はそれほど大きくありません。マウスピースを装着することで、歯ぎしりによる歯や顎へのダメージを減らすことができるのです。

歯ぎしりをなんとかしたいと考えている方は、まずは歯医者さんに相談してマウスピース治療を始めるのをおすすめします。

3.歯ぎしりによる体への問題

歯ぎしりによって起こる体への問題にはどのようなものがあるのでしょうか?歯ぎしりを行うと、歯に自分自身の体重の3倍くらいの力がかかると言われています。そのため、歯ぎしりを行うとどんどん歯がすり減っていきます。

歯がすり減るということは、噛み合わせが悪くなるということです。つまり、噛み合わせが悪くなると、噛む力が弱くなることにつながるので、結果としてうまく食事ができなくなってしまう可能性があるのです。

それだけではありません。顎関節症という問題を引き起こす可能性もあります。顎関節症とは、顎の関節に痛みがあったり、口の開閉が困難になってしまったりする病気なのですが、その原因の1つに歯ぎしりがあります。

歯ぎしりをすることで下顎と繋がっている顎関節をどんどん痛めてしまいます。結果として顎関節症を引き起こすリスクが高まってしまうのです。

最後に歯ぎしりは歯の表面のエナメル質を薄くしていきます。エナメル質は歯の象牙質という刺激に敏感な部分を守っている組織です。エナメル質が薄くなるということは、象牙質がどんどん表に出てくることに繋がります。つまり、刺激に敏感な状態になってしまうのです。

刺激に敏感になると、当然ですが歯が染みるようになったり、知覚過敏賞に繋がったりします。ただの歯ぎしりと思うかもしれませんが、こういった問題を引き起こす可能性があるので、決して甘くみてはいけません。

歯ぎしりをしているのは自分で自覚しづらいと思います。誰かに指摘された場合は、早めに歯医者さんに相談してください。治療が早ければ早いほど、問題が起こる可能性も少なくなっていきます。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後に寝てる時の歯ぎしりについてまとめます。

  1. 寝てる時の歯ぎしりは頬の筋肉に力が入ってしまうことで起こる
  2. 歯ぎしりを改善する方法としてはマウスピースが効果的
  3. 歯ぎしりにはいろんな問題を生み出すリスクがある

歯ぎしりは早く治療をしなければいけません。ぜひ、早めに歯医者さんに相談してください。

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