歯石が黒い原因は?特徴や対処法について解説

歯垢などが溜まっていき、徐々に石灰化していくのが歯石です。その歯石が黒い状態のときは何が原因で生じているのでしょうか。

黒い歯石が生じる原因や特徴、対処法について解説していくので参考にしてみてください。

歯石が黒い原因は?特徴についても紹介!

黒い歯石が口内に生じている場合、考えられる原因とはどんなものがあるのでしょうか。具体的な原因について解説していきます。

歯石が黒いのはなぜ?

歯石が黒い理由としては、歯垢の中に血液が混ざることで生じる可能性があります。基本的に口内で出血が多いと実感している人は、この黒い歯石が生じることが多いです。

また、歯茎から出血する機会が多いという人のほとんどが歯周病であると考えられます。そのため、お手入れする際に歯茎から血が出るという経験がある人は、早めに歯科医院で診察してもらうようにしましょう。

どこの場所で発生しやすい?

黒い歯石は歯周ポケットと呼ばれる歯茎の中に生じているケースが多いです。普段は自分の目で確認することができないため、気付かない間に歯周病になっているということが多いので注意しましょう。

除去するためには、通常のお手入れでは難しいです。歯科医院で施術を受けて、綺麗に除去してもらうことが重要になってくるでしょう。

汚れや出血によって長年放置されることで、黒い歯石は形成されていきます。そのため、除去するためには時間がかかるので、早めに施術を受けて綺麗に除去してもらうようにしましょう。

口臭の原因になる恐れがある

歯石が生じていると、一般的に口臭が強くなるといったことが考えられます。歯石がつくと、細菌が増えていくことから悪臭を放つようになるのです。

そのため、最近口臭が強くなってきたと感じる方は、歯石が生じている可能性が高いでしょう。

黒い歯石の対処法について

歯医者の写真

歯石が黒いと、見た目や口臭的にデメリットが生じてしまいます。そんな歯石の対処法としては、どのような手段があるのか詳しく解説していきましょう。

スケーリング

専用の器具を使って歯石を取り除く施術で、細かい振動を与えることで綺麗に歯石を取り除いてくれます。微振動を与えることで、通常の器具よりも歯石が取れやすく、綺麗な歯に仕上げることが可能です。

歯周ポケットに入っている歯石についても、除去できる施術であるため、口内環境を整えることができます。

フラップ手術

歯茎を切ってから、奥深くにある歯石を取り除く施術です。事前に麻酔をかけることから痛みは生じることがほとんどありませんが、1週間程度経過しないと抜歯できないので注意が必要になります。

何度か経過観察する必要があるので、こまめに歯科医院に足を運ぶようにしましょう。

歯石が黒くならないための予防法

歯石が黒い状態になってしまうと、歯周病のリスクが高まります。そうならないためにも、早めの対策が肝心です。

どのような予防法があるのか、詳しい内容を解説していくので参考にしてみてください。

正しいお手入れ方法でケアする

普段の歯磨きによって、口内環境を綺麗な状態に維持できれば、歯石が生じるような状況を避けることができます。歯周病や虫歯になるリスクも低減できるので、正しいお手入れ方法を理解して実践しましょう。

基本的に歯ブラシだけでなく、歯間ブラシなども活用して歯と歯の隙間になる歯垢を除去すれば綺麗な口内環境に仕上げられます。

定期的に歯ブラシを交換する

毛先が乱れている状態の歯ブラシでは、汚れをしっかり落とすことは難しいです。そのため、定期的に新しいものに交換して口内環境を効率よく綺麗にする方法がおすすめになります。

また、使い古した歯ブラシには見えない汚れがついていることが多いです。汚れているままの状態で歯を磨くと、逆に汚れの再付着を招く恐れがあります。

定期的に歯ブラシは交換して、綺麗な状態を維持するようにしましょう。

歯科医院で定期健診を受ける

歯石が生じないようにするためには、口内環境を綺麗な状態に維持させる必要があります。そのためにも、定期的に歯科医院で定期健診を受けて、口内環境に異常がないか確認することが大切です。

定期健診を受けておけば、歯に異常があった際には素早く治療に入ることができます。口内環境が綺麗に整っているのか、確認してもらうためにもこまめに歯科医院には足を運んでおきましょう。

歯石が黒い原因は口内環境にある

歯石が黒い状態のままでは、歯周病や虫歯が生じる原因になってしまいます。そのため、口内環境を整え、歯石が生じない状態に仕上げておくことが大切です。

また、定期的に歯科健診を行って、歯石がないかチェックしてもらうことも重要になってきます。

特に歯茎の奥にある歯石は、自分でどのような状態になっているのか確認することができません。そのため、歯石が生じているのかドクターにチェックしてもらうことが大切です。

口内が気になる方は、まず歯科医院に足を運んで口内の状態を診てもらってください。

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