舌の側面が痛むと感じたことはありませんか？食事をしていると当然ですが舌は動きます。舌の側面が歯に触れることもあります。その際に激しい痛みを感じると気持ちよく食事をすることができなくなります。仕事や学業に集中できない原因にもなるでしょう。日常生活を送るうえで大きなストレスになってしまいます。

本記事では舌の側面が痛い原因について解説いたします。自宅でもできる対処法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

1.舌の側面が痛む原因

 舌の側面が痛む原因には主に3つあります。舌の側面が痛むという場合は、これらの原因のどれに該当するかを考えてみてください。

①口内炎

舌が白くただれていたり小さなできものがあったりする場合は、口内炎である可能性が高いです。口内炎は外的刺激の傷が悪化したり、ストレスや生活の乱れなどで起こる場合があります。

口内炎は1週間程度放置していれば治ることが多いので、それほど気にする必要はありません。しかし、あまりにも痛みが激しくて食事をするのが苦痛という場合は病院に相談してください。

②舌炎

舌のフチがでこぼこになっていたり腫れていたりする場合は、舌炎かもしれません。舌炎の原因としては、熱い食べ物を食べたときにできたやけどや細菌やウイルスの感染などがあげられます。

放置しておいても治る可能性はありますが、細菌やウイルスの感染によって症状が起こっている場合は、別のトラブルにつながる可能性も否定できません。大きなトラブルへ発展するのを防ぐためにも一度病院に相談することをおすすめします。

③ドライマウス

舌がヒリヒリと痛む場合は、ドライマウスである可能性があります。年齢が上がっていくと唾液分泌量は減少していきます。口呼吸が増えたりホルモンバランスが乱れたりしてドライマウスを発症している可能性があるため、注意をしなくてはいけません。

加齢による唾液分泌量の低下はどうすることもできませんが、病院を利用することで対処してもらえる可能性があります。ドライマウスかもしれないと感じた場合は、病院に相談してください。

これ以外にも舌の側面が痛む原因はあります。それらを自分で判別するのは困難なので、不安に感じたら1週間程度様子をみて、改善しなかったら病院に相談するようにしてください。

2.舌の側面の痛みを和らげる方法

病院を利用することで舌の側面の痛みの原因を特定でき、適切な処置を受けることが可能です。しかし、すぐに病院を利用することができないという方もいるでしょう。そういった方は以下の対処法を実践してみてください。

①市販薬を利用する

口内炎の薬として飲み薬と塗り薬が販売されています。舌の側面の痛みが口内炎によるものであれば、これらを利用することで症状の改善を期待することが可能です。単体で使用しても効果は期待できるのですが、組み合わせて使用することでさらに高い効果を期待できるので、症状がひどいという場合は利用してもいいかもしれません。

併用が可能かどうかは薬の内容によって異なるので、あらかじめ確認をするようにしてください。

②食生活の見直し

食生活を見直すことで口内炎を改善することが可能です。ビタミンBが不足すると口内炎になりやすくなるので、納豆やレバー、マグロなどを意識して摂取するようにしてください。サプリメントを利用するのもおすすめです。しかし、サプリメントだけに頼るのではなく、根本的な原因を解消するためには食生活の見直しが欠かせないと考えておいてください。

③うがい薬を使用する

うがい薬を使用することで口内や喉に生息している細菌やウイルスを死滅させることができます。細菌やウイルスによって問題が起こっている場合は、うがい薬を使用することを症状の改善が期待できます。

3.改善しない場合は早めに医療機関へ

舌の側面の痛みを改善する方法はたくさんあります。しかし、それらを実践したとしても舌の側面の痛みが改善しないこともあります。いつまで経っても症状が改善しないという場合は、口内炎でない可能性が高いので早めに医療機関を受診するようにしてください。

口内炎程度で医療機関を受診するのは抵抗があるかもしれません。しかし、口内炎かそうではないかを判断するのは難しいです。実は大きな病気が隠れていたというケースも少なくないので、不安に感じたら医療機関へ相談してください。

まとめ

いかがだったでしょうか？最後に舌の側面の痛みについてまとめます。

1. 舌の側面の痛みは口内炎である可能性が高い。舌炎やドライマウスの可能性もあり、それらを見分けるのは難しい
2. 市販薬を使用したり食生活を見直したりすることで口内炎の症状は抑えることが可能
3. 舌の側面の痛みが一向に改善しないという場合は、早めに医療機関に相談するのがおすすめ

舌の側面の痛みに悩んでいるという方は、ぜひ本記事を参考にして適切な対処を行ってください。