すきっ歯はかわいいといわれることがあります。実際にチャームポイントとしてすきっ歯を挙げている海外の芸能人もいます。しかし、すきっ歯という状態をそのままにしておいていいのか疑問に思う人は少なくないのではないでしょうか？すきっ歯は治療した方がいいのでしょうか？

本記事ではすきっ歯がかわいいと言われていることについて解説いたします。治療せずにそのままにする危険性についても解説いたしますので、ぜひご確認ください。

1.日本におけるすきっ歯の印象

 

すきっ歯をかわいいと感じるかどうかは個人の感性によって異なります。そのため一概にかわいいかどうかを判断することはできません。かわいいと感じる方もいれば、かわいくないと感じる方もいるでしょう。

あくまでも一般的なイメージですが、日本ではすきっ歯はあまりよく思われません。なぜなら、日本ですきっ歯は幸せが逃げるといわれているからです。そういったイメージが根付いているのか、すきっ歯をかわいいと感じる方は少数で、見た目がよくないと判断する方が多いです。

そのため、日本ですきっ歯の方は治療を行うケースが多くなっています。それに対してフランスではすきっ歯を治療するケースは多くありません。なぜなら、フランスはありのままの姿を美しいと思う文化が根付いているからです。すきっ歯も個性の1つであり、それこそが魅力と考えられています。整った歯並びをすきっ歯にしたいという方がいるくらい、すきっ歯はチャームポイントの1つなのです。

このように国によってすきっ歯の見られ方は異なります。かわいいと感じる方もいますが、日本ではよく思われないことの方が多いので、治療をした方がメリットがあるといえるでしょう。

2.すきっ歯を放置するデメリット

審美面で気にならないのであれば、すきっ歯はそのままにしていてもいいのではと考える人もいるかもしれません。すきっ歯は人によってどれくらいの症状かが異なります。軽度のすきっ歯であれば、必ずしも治療する必要があるとは限りません。しかし、一般的にはすきっ歯を放置することでデメリットが生まれることが多いです。すきっ歯を放置するデメリットについて確認していきましょう。

①虫歯になりやすくなる

すきっ歯になることで歯と歯の間に食べ物や汚れが溜まりやすくなります。その結果、虫歯になりやすくなるというデメリットがあります。歯と歯の間の汚れを取り除くのは簡単ではありません。普通の歯磨きでは取り除けないことも多いので、デンタルフロスなどを使って取り除く必要があります。

このように虫歯になるリスクが高まり、そのためのケアに手間がかかってしまうというのがデメリットです。デンタルフロスを使ったとしても汚れを完全に取り除けているとは限らないので、定期的に歯医者さんを利用してクリーニングを行う必要もあるでしょう。

しかし、これはすきっ歯ではない人であっても虫歯予防のためには行わなくてはいけません。すきっ歯の方が虫歯のリスクが高くなるのは間違いありませんが、デンタルフロスを使ったり定期的に歯医者さんを利用したりするのは、虫歯予防のためには欠かせないのです。

②発音が悪くなる

すきっ歯になるとそこから息が漏れるようになってしまいます。その結果、発音が悪くなってしまう場合があります。どれくらい発音が悪くなるかはすきっ歯の状態によって異なりますが、相手に聞き取りづらさを感じさせてしまうくらい悪くなるケースも珍しくありません。

③噛み合わせが悪くなる

すきっ歯によって噛み合わせの悪さにつながる場合もあります。噛み合わせが悪くなると、頭痛を引き起こしたり肩こりになったり、顎関節症の原因となったりします。食事をスムーズに行えなくなるので、ストレスの原因にもなってしまうのです。

このようにすきっ歯を放置するデメリットはあります。どういった症状が現れているかによって、治療するかどうかを考えなくてはいけません。

3.まずは歯医者さんに相談

すきっ歯を治療せずに放置していたという方も少なくないでしょう。しかし、気付かぬうちにすきっ歯による悪影響を受けているかもしれません。今まで何もなかったからといって放置するのではなく、歯医者さんに相談するようにしてください。歯医者さんが問題ないと判断すればそのままでもいいですし、メリットがあるのであれば治療した方がいいでしょう。自分で判断するのは難しいので、歯医者さんに相談することをおすすめします。

まとめ

いかがだったでしょうか？最後にすきっ歯がかわいい件についてまとめます。

1. すきっ歯をかわいいと感じるかどうかは、個人の感性と国の文化性によって異なる
2. すきっ歯を放置することで生じるデメリットは数多くある
3. すきっ歯を治療するべきかどうかを自分で判断するのは難しいので、歯医者さんに相談するのがおすすめ

すきっ歯はかわいいものだと思っている方もいるかもしれません。しかし、実際にはそう思われていない可能性もあります。ぜひ、治療を検討してみてください。