歯と歯の間が黒いと感じたことはありませんか？鏡を見たときに、歯と歯の間が黒いのが気になったという方は少なくないと思います。きちんと歯磨きをしているのに、歯と歯の間が黒くなるのを不思議に思っている方もいるでしょう。なぜ、歯と歯の間は黒くなってしまうのでしょうか？

本記事では歯と歯の間が黒い理由について説明いたします。歯と歯の間の黒さを取り除く方法についても紹介しているので、ぜひご確認ください。

1.歯と歯の間が黒いのは虫歯の可能性がある

歯と歯の間が黒いのは虫歯の可能性があります。そもそもですが、虫歯になるとエナメル質が溶け出して、象牙質が見えるようになるので黒く見え始めます。歯と歯の間についても同様で、虫歯になっていることで黒く見えている可能性があるのです。

虫歯は歯の噛み合わせの部分にできるというイメージがあるかもしれません。直接食べ物を咀嚼しているのは噛み合わせの部分なので、そこが汚れやすいのは当然です。しかし、歯と歯の間の隙間というのは磨き残しができやすい部分となっています。噛み合わせの部分が汚れたとしても、唾液の働きや歯磨きによって汚れを落としやすいです。しかし、歯と歯の間についてはわずかな汚れであっても落とすのが難しい場合が多く、磨き残しが歯石になることで虫歯の原因となりやすいのです。

こういった理由から歯と歯の間は黒くなりやすくなっています。しかし、黒くなっているのは虫歯だけが原因ではありません。虫歯になる一歩手前の状態でも、黒くなっている場合があるのです。それらについて確認していきましょう。

2.黒い歯石が溜まっている可能性がある

歯と歯の間の黒さの原因として、黒い歯石が溜まっている可能性があります。歯石とは食べ物などの汚れの磨き残しが原因で生まれたものです。黒いというイメージはあまりないかもしれません。黒い食べ物を食べた場合は、黒い磨き残しができてしまうのですが、それ以外の場合は磨き残し自体が黒いということはありません。それなのになぜ黒い歯石になってしまうのでしょうか？

その理由は歯茎の出血にあります。歯磨きをすると歯茎から出血したという経験をしたことがあると思います。私たちが自覚をしていなくても、歯茎からの出血は比較的容易に起こるのです。それ自体に大きな問題はないのですが、それが歯石と混ざることで黒く変色する場合があるのです。

つまり、歯と歯の間が黒いと感じたらそれ自体が歯石の可能性があります。歯と歯の間が黒いと感じたら、デンタルフロスなどを使って取り除いてみてください。簡単に取り除ける場合もあるので、歯医者さんを利用する前に一度チャレンジすることが大切です。

デンタルフロスを使っても取り除けない場合は、虫歯になっていたり歯石が固まって取り除けなくなっていたりする可能性があります。その場合は、歯医者さんに相談をするしかありません。どちらの場合でも放置すると症状が酷い虫歯になってしまうため、早めに対処を行いましょう。

3.歯列矯正で根本的な解決を！

歯医者さんで歯と歯の間をクリーニングしてもらったとしても、再度黒くなってしまう場合があります。あまりにも歯と歯の間が黒くなりやすいという場合は、歯列矯正をすることで改善できるかもしれません。歯と歯の間が黒くなりやすいということは、そこに汚れが溜まりやすいということです。

歯列矯正を行って歯並びを改善することで、汚れが溜まりづらく歯磨きがしやすい歯並びにすることができます。歯と歯の間が黒くなる以外にも、頻繁に食べ物が歯と歯の間に挟まるのが気になるという方もいます。そういった方は、歯列矯正を検討してみてください。

もちろん、歯列矯正にはある程度の費用がかかります。歯と歯の間にものが挟まりやすいという程度であれば、すぐに大きな問題に発展する可能性は少ないので、歯列矯正に緊急性はありません。

しかし、日常生活において歯と歯の間が黒くなる、ものが挟まりやすいというのはストレスになります。それが蓄積されていくと精神的な負担は決して少なくないでしょう。それを軽減するために、歯列矯正は役立ちます。また、歯磨きがしやすくなることで、歯全体の虫歯を防止することも可能です。

このように歯列矯正にはいろんなメリットがあります。時間とお金が確保できたら、ぜひ治療を検討してみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか？最後に歯と歯の間が黒い理由についてまとめます。

1. 虫歯が進行していることで、歯と歯の間が黒くなる場合がある
2. 黒い歯石が歯と歯の間に溜まっているのも黒くなる原因
3. 歯列矯正で歯並びを改善することで、歯と歯の間が黒くなる根本的な原因の改善につながる

歯と歯の間が黒くなるというのは、非常に気になります。審美的にも好ましくはないので、少しでも悩んでいるという方は、早めに治療を行うようにしてください。