鏡で歯を見ると茶色い線がついていたことはありませんか？なんとなく茶色くなっているのが気になった方も多いと思います。実は歯に茶色い線がついているのは、初期の虫歯である可能性があります。そのため、茶色い線がついている場合は、無視せずに適切な対応をしなくてはいけません。

本記事では、歯に茶色い線がついている理由について解説いたします。消す方法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

1.歯に茶色い線がつく理由は主に2つ

①着色汚れ

歯の表面は平らなようですが、実は細かい溝があります。その部分にコーヒーや紅茶などの着色料が付着することで、茶色い線になる場合があります。タバコを吸うと含まれているタールが歯に付着して、色素をつけやすくなるので喫煙者の方は注意しなくてはいけません。

審美的には気になる方も多いと思いますが、健康面では色素が付着すること自体は問題ありません。付着してすぐであれば、歯磨きをすれば落とすことも可能です。放置していると茶色い線としてずっと残ってしまうので、歯医者さんで綺麗にしてもらわなくてはいけません。

茶色い線があると思って、歯磨きをしたら落ちたというケースはほぼ色素沈着です。そのため、歯磨きで対処ができるのであれば、歯医者さんを利用する必要はありません。

②初期の虫歯

初期の虫歯ができている場合も茶色い線が現れることがあります。こちらの場合は、歯磨きをしても状況が改善しないので、なかなか茶色い線が落ちないときは初期虫歯の可能性が高いと考えてください。

初期虫歯であれば、早めに歯医者さんに相談することですぐに治療が可能です。見ただけでは着色汚れか初期虫歯かを判断するのは難しいため、茶色い線があると思ったらなるべく歯医者さんを利用することをおすすめします。

2.茶色い線を消す方法

茶色い線を消す方法として最も効果があるのは歯磨きです。逆にいえば歯磨きをして茶色い線が消えないのであれば、歯医者さんを利用するしかありません。虫歯の場合は、歯磨きをしても茶色い線は消えません。着色汚れの場合も放置されている期間が長ければ、歯磨きをしても落ちない場合があるので、歯医者さんに通わなくてはいけないので、最終的に歯医者さんを利用する可能性が高いと考えてください。

歯磨きをする際は、一般的な歯磨き粉でもいいのですが、ホワイトニング用の歯磨き粉を使うとより効果を実感できます。歯医者さんに通う暇がないという方は、ホワイトニング用の歯磨き粉を使ってみてください。

虫歯も歯磨きで治すことができると考えている方がいますが、それはあくまでも最初期の虫歯に限定されます。最初期の虫歯については歯磨きをして再石灰化を促すことで治療が可能です。それ以降の虫歯になると歯磨きで対処することはできないので、歯医者さんで治療を受けなくてはいけません。

歯医者さんを利用するのに抵抗がある方もいるかもしれませんが、茶色い線が現れた時点で歯医者さんが利用できれば、治療の負担がかからないのでむしろ楽です。虫歯を早期発見できたと思い、歯医者さんを利用するようにしてください。

3.茶色い線がつかないようにするには

一度歯医者で茶色い線を落としてもらっても、また付着することがあります。そうならないように茶色い線がつかないように予防をしなくてはいけません。その方法として効果が高いのが、うがいです。

うがいをこまめにすることで、色素が歯に定着するのを防げます。色素が歯につくのは食事をしている以上、避けては通れません。しかし、ついている時間を短くすることで、色素沈着を防ぐことができるのです。そのために必要なのがうがいです。食事をした後は、うがいを行うという習慣をつけてください。

また、定期的に歯医者さんを利用するのもおすすめです。歯医者さんを利用すればクリーニングで歯を綺麗にしてくれるだけではなく、虫歯になりかけている歯がないかをチェックしてくれます。虫歯予防としてもこまめに歯医者さんを利用するのは効果が高いので、歯の健康を保つために利用するようにしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか？最後に歯の茶色い線についてまとめます。

1. 歯の茶色い線は色素沈着と虫歯の2つの原因によって起こっている可能性がある。歯磨きをして落とすことができなければ、歯医者さんで治療を受けるしかない。
2. 茶色い線を消す方法としては歯磨きが最も効果的。ホワイトニング用の歯磨き粉を利用すれば、さらに高い効果を期待できる。
3. 茶色い線をつかないようにするためには、食後にうがいをすることが大切。定期的に歯医者さんを利用すれば、虫歯予防にもつながるのでおすすめ。

歯に茶色い線があるとどうしても気になってしまいます。虫歯の可能性もあるので、歯磨きをして解決しなければ早めに歯医者さんに相談してください。