歯と歯の間に虫歯ができやすい?自宅でもできる対策を紹介!

虫歯はどこにできるというイメージがありますか?一般的には食べ物を咀嚼する部分である噛み合わせの部分にできると考える方が多いでしょう。しかし、実際には歯と歯の間の隙間に虫歯はできやすいのです。食べ物を直接咀嚼しているわけではないので、歯と歯の間に虫歯ができるというのは、意外に感じる方も多いのではないでしょうか?

本記事では歯と歯の間に虫歯ができやすい理由について解説いたします。自宅でもできる虫歯対策についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

1.歯と歯の間に虫歯ができやすい理由

 歯と歯の間の間に虫歯ができやすい理由は、歯磨きのしづらさにあります。歯磨きをすると口の中がさっぱりするので、きちんと磨けていると考えている方は多いでしょう。しかし、口の中がさっぱりしていることと歯磨きがきちんとできているかどうかはあまり関係がありません。

ほとんどの方は、歯磨きができていると思っていても磨き残しがあるという状態なのです。そしてその磨き残しが溜まりやすいのが歯と歯の間なのです。歯と歯の間は噛み合わせの部分と比べて歯ブラシが届きづらいので、磨き残しができやすくなります。その磨き残しが歯石になることで虫歯の原因となってしまうのです。

わかりやすい例を紹介します。虫歯になったことがある人は多いと思いますが、前歯が虫歯になったという人は少ないのではないでしょうか?なぜ、前歯が虫歯になりづらいかというと、鏡でチェックできる部分だからです。もちろん、前歯にも歯と歯の間はありますが、鏡を見ながら歯磨きを行うことができるので、磨き残しはそれほど発生しません。

しかし、奥歯の歯と歯の間については、目で見ることができません。そのため、磨き残しがあったとしても気づかないのです。ちなみに磨き残しというのは、違和感を覚えるものではありません。奥歯にネギやニラなどが挟まった場合は、強い違和感を覚えるので丁寧に歯磨きをして取り除くことができます。

しかし、ただの磨き残しに違和感を覚えることはありません。そのため、磨き残しがあったとしてもその状態のまま放置してしまうのです。

これが歯と歯の間に虫歯ができる原因です。歯磨きをする際には、意識をして歯ブラシを届かせるようにしなくてはいけません。

2.デンタルフロスを利用する

どれだけ意識をしても歯ブラシが届かない場合があります。その際におすすめなのがデンタルフロスの利用です。デンタルフロスは歯と歯の間に通して使うアイテムであり、磨き残しをしっかり取り除くことができます。

実際に歯磨きを行った後にデンタルフロスを使うとわかるのですが、汚れが付着していることがほとんどだと思います。これこそが普段の歯磨きに磨き残しがある証拠です。基本的に歯と歯の間の磨き残しについては、デンタルフロスを使わないと取り除けないと考えてください。

しかし、デンタルフロスは市販のものもあり、自宅で歯磨きの流れで行うことができます。慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、慣れると手間もかかりません。歯と歯の間の磨き残しの対策としては、最も手間がかからず効果が高いのです。

デンタルフロスを利用する習慣がないという方は、ぜひこの機会に利用するようにしてください。

3.歯医者さんでクリーニングを行う

磨き残しが歯石になるとデンタルフロスでは取り除くことができません。そのため、歯医者さんでクリーニングを行う必要があります。歯医者さんでのクリーニングはできれば定期的に行うようにしてください。

なぜなら磨き残しがあるかどうかは自分で判断ができないからです。デンタルフロスを使っていても磨き残しがある可能性はゼロではありません。歯石になってデンタルフロスでも取り除けていない可能性もあります。そのため、歯医者さんに検診を兼ねてクリーニングを行ってもらうことが大切なのです。歯の状態に問題がないかを確認してもらい、歯を綺麗にすることで虫歯を事前に防ぐことができます。

また、あまりにも磨き残しが多い場合は、歯医者さんに歯磨きの指導もしてもらえます。自分が行っている歯磨きが正しいと思いがちですが、実は間違っている可能性があるので正しいやり方を教わってください。

虫歯を防ぐためには自分で行うケアも大切ですが、歯医者さんを定期的に利用することも大切です。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後に歯と歯の間の虫歯についてまとめます。

  1. 歯と歯の間は歯ブラシが届きづらく、磨き残しができやすいので虫歯になりやすい。
  2. デンタルフロスを利用することで、歯と歯の間の磨き残しを取り除くことができる。
  3. 歯石になるとデンタルフロスでも取り除けないので、歯医者さんでクリーニングを受ける必要がある。

歯と歯の間の虫歯は非常に厄介です。事前に防ぐためには、歯磨きはもちろんデンタルフロスなども活用しなくてはいけません。歯医者さんにも通いつつ、虫歯を事前に予防してください。

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