鏡で歯を見ると、うっすら黄色くなっていることはありませんか？歯が元々白色ですが、黄色に変色してくる場合があります。歯が汚れているから黄色くなっていると思っている方もいるかもしれません。しかし、原因は生まれながらの体質にある可能性があるのです。

本記事では歯の黄ばみの原因や解決方法について解説いたします。

1.歯の黄ばみの原因は主に4つある

代表的な食べ物はカレーです。カレーを食べた直後に歯を見ると、ほとんどの場合が黄色に変色しているでしょう。これはカレーの色味が付着しているから黄色に変色しているのです。

食事による着色を完全に避けることはできません。そのため、食後なるべく早く歯磨きをすることが大切です。

2つ目の理由はタバコです。タバコにはタールという成分が含まれており、これが黄ばみの原因となります。タールが歯に付着することで歯が黄色くなるというわけではありません。タールには粘着性が強いという特徴があります。これによってカレーなどを食べた際に、他の人と比べて色素を多く引きつけてしまうので、黄ばみやすくなるのです。

タバコは歯の健康状態も悪化させます。可能ならば禁煙をした方がいいでしょう。

3つ目の理由はブラッシングです。ブラッシングをすると歯は綺麗になるから、むしろ黄ばみは解消されると思うかもしれません。もちろん、正しいブラッシングであれば歯の黄ばみの解消につながるのですが、間違ったブラッシングをすると歯のエナメル質がどんどん摩耗していきます。

その結果、エナメル質に覆われている象牙質という部分が透けて見えてしまいます。象牙質は黄色なので、黄色く変色しているように見えるというわけです。

最後に生まれつきの体質です。歯の表面を覆っているエナメル質は、人によって薄さが違います。象牙質が常に透けて見えるほど薄い人もいれば、厚い人もいます。こういった理由から常に歯が黄色っぽくなってしまうというケースがあるのです。

生まれつきの体質自体は改善しようがありません。どれだけ対策を行っても歯が黄色いという人は、生まれつきの体質が原因となっている可能性があるので、一度歯医者さんに相談してみてください。

2.歯の黄ばみを改善する方法

歯の黄ばみを改善する最も適切な方法は正しくブラッシングをすることです。自分のブラッシングが正しいと思っていても、実は磨き残しがあるケースも少なくありません。そのため、歯医者さんにブラッシングの指導をしてもらってください。

そして歯磨きの頻度にも注意してください。できれば毎食後に歯磨きをするようにしましょう。朝と夜だけ歯磨きをするという方も多いかもしれませんが、昼食後も時間を見つけて歯磨きをするべきです。黄ばみの対策だけではなく、歯の健康状態を維持するうえでも大切です。

どうしても難しいという場合は、カレーなどの歯が黄色くなりやすい食べ物を食べた後だけでも歯磨きを行ってください。こまめに適切な歯磨きをするだけで、歯の黄ばみは大きく改善することが可能です。

最後に間食を減らしましょう。カレーだけでなく、コーヒーやチョコレートなどは歯を変色させやすいです。これらを食べた後に歯磨きができるのであれば問題ないのですが、難しいようならなるべく食べないようにすることをおすすめします。

3.ホワイトニングで歯を白くする

ホワイトニングを簡単に説明すると、安全な薬剤を使って歯を白く漂白することです。この方法であれば、生まれつきの体質に関わらず歯が白くなります。

しかし、注意するべき点もあります。適切なブラッシングは歯の黄ばみをなくすためだけではなく、歯の健康状態を保つために必要です。ホワイトニングを行うからといって、ブラッシングの必要がないというわけではありません。

先ほど説明した対策を行っても、歯の黄ばみが治らないという人のためにホワイトニングがあると考えてください。最初からホワイトニングに頼るのではなく、自分でできる範囲で黄ばみをなくす努力をするように心がけましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか？最後に生まれつきの歯の黄ばみについてまとめます。

1. 歯の黄ばみの原因は、着色しやすい食べ物や間違ったブラッシング、生まれつきの体質などにある。
2. 歯の黄ばみを対策するうえで最も適切な方法は、正しいブラッシング。間食を減らすことも大切。
3. ホワイトニングを利用すれば、生まれつき歯の黄ばみがある人も歯を白くできる。

歯が黄色いのが気になっている方は多いです。そういった方はぜひ本記事を参考にして適切な対策を行ってください。