虫歯とウイルスの関係とは?虫歯になる原因や行動について解説!

虫歯になったことがある人は多いはず。しかし、なぜ虫歯になったのかを理解している人は少ないのではないでしょうか?私たちはウイルス性の病気にかかることがあります。虫歯もウイルスが原因だと考えている人がいるかもしれません。

本記事では虫歯とウイルスの関係について解説いたします。

1.虫歯とウイルスは直接的な関係はない

虫歯とウイルスに直接的な関係はありません。なぜなら、虫歯の原因である虫歯菌は細菌の一種であり、ウイルスとは異なるからです。ウイルスが原因で虫歯になるのではなく、虫歯菌という細菌が原因で虫歯が引き起こされていると考えてください。

しかし、なぜ虫歯菌に感染してしまうのでしょうか?虫歯菌が原因なのであれば、虫歯菌に感染することさえ防げば虫歯にはならないと思う方もいるかもしれません。確かに虫歯菌に感染しなければ、虫歯になる可能性は大きく下がります。

しかし、ほとんどの大人の口内には虫歯菌が生息しています。なぜなら、幼少期に虫歯菌に感染してしまうケースがほとんどだからです。幼少期に親が使った食器で食事を与えられたりキスをしたりすると、虫歯菌が口内に感染してしまいます。虫歯菌は一度感染すると、完全にゼロにするのは難しいです。そのため、大人になっても虫歯菌の働きによって虫歯になってしまうのです。

細菌やウイルスのほとんどは殺菌が可能ですが、虫歯菌についてはそれができません。なぜなら、虫歯菌は口内に生息しているからです。細菌やウイルスは熱湯などが弱点なので、それらを使えば死滅させることができます。しかし、虫歯菌が死ぬほどの熱湯を口に含むことはできません。

歯磨きなどで虫歯菌を減らすことはできますが、ゼロにすることはできないので、虫歯になるリスクを完全になくすのは不可能なのです。虫歯菌が増えないように気をつけるのは大切ですが、虫歯のリスクはなくならないと覚えておいてください。

2.虫歯と新型コロナウイルスの関係とは

実は虫歯と新型コロナウイルスに間接的な関係があることが報告されています。新型コロナウイルスの影響によって、人と人とが直接会うことを躊躇うような風潮ができました。もちろん、感染対策という意味合いがあるので決して間違ったことではありませんし、できる範囲での対策は行うべきです。

しかし、新型コロナウイルスの感染を恐れるばかりに、今まで通えていた施設に足を運べなくなってしまうケースが出てきました。その結果、歯医者さんに通わなくなる人が増えてしまったのです。

歯医者さんではもちろん、マスクを外して治療を受けます。お医者さんや歯科助手の方はマスクをしていますが、人によっては感染するのでは?と不安な方もいるでしょう。新型コロナウイルスの影響で外出を躊躇するようになり、口内に手が入ったり人との距離が近くなったりしてしまう歯医者さんはより行きづらい場所になってしまいました。

そのため、虫歯が進行してしまったという声が上がっています。また、新型コロナウイルスの影響でストレスが溜まり、歯ぎしりを子供がするようになってしまいました。それが歯に対して悪影響を及ぼし、歯痛などの症状に繋がったケースもあります。

このように間接的ではありますが、虫歯と新型コロナウイルスも関係があります。歯医者さんは徹底した感染対策が施されているので、不安になる必要はありません。虫歯を放置する方が危険なので、できる範囲の感染対策を施したうえで通院してください。

3.虫歯対策で一番効果的なのは歯磨き

虫歯対策として最も効果的なのは歯磨きです。歯磨きは歯に付着した虫歯菌や歯垢を取り除けるのはもちろん、歯磨き粉に含まれているフッ素を塗布することで、再石灰化を促し溶け出しているエナメル質を元に戻すことも可能なのです。

歯磨きが虫歯を防ぐために重要なのは誰もがわかっていることでしょう。しかし、毎日行なっている歯磨きはどうしても手を抜きがちになってしまいます。歯磨きをしていても、磨き残しが多ければ意味がありません。

歯ブラシだけでは取り除けない磨き残しも存在するので、歯間ブラシやデンタルフロスなども活用してください。毎日の歯磨きを徹底することで、確実に虫歯対策に繋がっていきます。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後に虫歯とウイルスについてまとめます。

  1. 虫歯菌は細菌の一種であり、ウイルスではない。そのため、虫歯とウイルスには直接的な関係はない。
  2. 新型コロナウイルスの影響で、歯医者さんに通いづらくなった人が増え、虫歯が悪化したケースがある。歯医者さんは感染対策が施されているので、安心して通える。
  3. 虫歯対策で最も効果的なのは歯磨き。磨き残しがないように、歯間ブラシやデンタルフロスの活用も大切。

虫歯になってしまうと、つらい思いをする期間を長く過ごさなくてはいけません。虫歯にならないように、日々の歯磨きを念入りに行うことが重要です。虫歯菌はゼロにはならないので、適切な対策を行い、虫歯にならないようにしてください。

掲載内容に問題がありますか? 報告する