インプラント治療をやめたほうがいいと言われる理由を調査!

何かしらの理由によって失ってしまった歯を補填するために行われるインプラント治療。しかし、インプラント治療は歯以外の部分へのリスクが伴うため一部ではやめたほうがいいと言われています。

そこで当コラムでは、インプラントはやめたほうがいいと言われる理由、インプラント治療を避けたほうがいい人などを解説していきます。

インプラント治療は外科手術

インプラントの写真

インプラント治療は、「治療」とありますが実際は外科手術により行われます。虫歯、歯周病などで失った歯の代わりとして、顎の骨にチタン製のネジである人工歯根を埋め込みます。

手術と聞くと不安を感じる方がほとんどだと思いますが、インプラント治療は失った歯を補填することができます。それだけではなく詰め物や入れ歯よりも咀嚼力が高く、他の歯への影響もほとんどありません。

インプラント治療は不安もありますが、メリットも多い治療です。ではなぜインプラント治療はやめたほうがいいと言われているのかその理由を解説していきます。

インプラント治療はやめたほうがいいと言われる理由

女性の写真

インプラント治療をやめたほうがいいと言われるのには理由があります。この理由をよく理解した上でインプラント治療を進めるか否かを判断するようにしましょう。

①外科手術で行われるため

インプラント治療は外科手術で行われます。もちろん局所麻酔を使って手術は行われますが、それでも怖いと感じる方は多いのではないでしょうか。しかし歯医者さんによっては、麻酔医を呼び、ほぼ眠った状態で手術を行うことも可能です。

②治療の期間が長いため

インプラント治療の特徴として治療の期間が長いことがあげられます。インプラント治療は数ヶ月の時間を要します。ただし、しっかりメンテナンスを行うことで40年以上利用することも可能です。

治療期間は長くかかってしまいますが、耐久性が高いことを考えるとインプラント治療も選択肢の1つだと言えるのではないでしょうか。

③毎日メンテナンスを行う必要がある

先ほどメンテナンスを行うことで40年以上利用する事ができると解説しました。インプラントは、定期的にメンテナンスを行う必要があります。歯医者さんでクリーニング、噛み合わせの確認やブラッシングの指導を受けましょう。

 

インプラント治療をやめたほうがいい人

タバコの写真

インプラント治療は希望をすれば、誰でも治療を受けることができるわけではありません。以下の項目に当てはまる人は治療を受けることができないことがあります。

①骨粗鬆症

インプラント治療は、人工歯根を顎に埋め込む治療です。そのため顎の骨が人工歯根に耐えることができなければ治療を受けることはできません。仮に骨が脆い状態でインプラント治療を行うと、しばらくして人工歯根が抜けたり、折れることがあります。

②未成年

インプラント治療は、顎の骨に穴をあけるため成長段階では行うことができません。成長途中であるにも関わらずインプラント治療を受けてしまうと、治療途中に骨が成長し不具合が起きることがあります。

骨の成長スピードは個人差がありますので、一概にインプラント治療は何歳からとも提言することは困難です。しかし、基本的には18歳以下や20歳未満など未成年はインプラント治療を行っていない歯医者さんがほとんどです。

③糖尿病

糖尿病であり、血糖値をコントロールすることが難しい方はインプラント治療を受けることが難しい場合があります。糖尿病疾患を抱えている方は抵抗力、免疫力が低いためインプラント治療の傷口の回復がどうしても遅くなってしまいます。

傷口の回復が遅いと、歯周病菌が原因となる「インプラント周囲炎」と呼ばれるインプラント周辺の組織を壊す病気にかかるリスクが高まります。

④妊婦

妊娠中は絶対にインプラント治療ができないというわけではありません。しかし、インプラント治療では手術を行うだけではなく、投薬やレントゲンを撮る必要があります。母体のことを考えると妊娠中はインプラント治療はやめたほうがいいでしょう。

⑤ヘビースモーカー

インプラント治療では、顎の骨に人工歯根を埋め込み結合させます。うまく結合させるためには、血流がよくなければいけません。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、喫煙で発生する一酸化炭素は血流を悪くする原因となります。

そのためヘビースモーカーに該当する方は、インプラント治療を行ったとしてもうまく結合ができない可能性が高いのです。

【まとめ】インプラント治療の相談は歯科医師へ

インプラント治療はやめたほうがいいと言われる理由とインプラント治療をやめたほうがいい人の解説を行いました。

インプラント治療は外科手術で行われるためやめたほうがいいと思われがちです。しかし、インプラント治療を行うことにはメリットもあります。歯科医師と相談をして治療を受けるか否かを決定するようにしましょう。

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