失った歯の代わりとして歯に装着している人もいる銀歯ですが、実は虫歯になることがあると知っていましたか？虫歯になると、口臭が強くなる原因にもなるため早めの対策が肝心です。

銀歯が虫歯になっているか判断する方法として、歯医者さんでレントゲン写真を撮影する方法があります。レントゲン写真なら、虫歯の有無が確認できるので早期治療が可能になるでしょう。

今回は銀歯が虫歯になる原因やレントゲン写真による検査について解説していきます。

銀歯が虫歯になる原因

銀歯は放置すると虫歯になる可能性があります。なぜ銀歯が虫歯になるのか、詳しい原因について解説していきましょう。

銀歯は表面が傷つきやすい

銀歯の性質上、傷がつきやすく年数が経つほど劣化が激しくなります。そんな傷跡に細菌が入り込むと、徐々に増えていき虫歯の原因になることがあるのです。

傷の中に入った細菌は、普段の歯磨きでは除去しづらいので、歯医者さんで歯のクリーニングを行って除去しないといけません。

銀歯は酸化しやすい

銀歯は酸化しやすい素材であるため、年月が経っている銀歯ほど劣化が激しい傾向があります。酸化がひどいと、口臭の原因になるだけでなく虫歯菌が繁殖する原因になるでしょう。

銀歯を交換したり他の人工歯に交換したりして、古くなった銀歯を変えることが大切です。

銀歯は徐々に隙間が生じやすい

銀歯を歯に着ける際には、セメントと呼ばれるものを使用します。セメントは徐々に溶けていく性質を持っているので、歯と銀歯の間に隙間が生じる恐れがあるのです。

この隙間から歯垢や細菌が入り込むことで、虫歯になってしまう可能性があります。歯医者でレントゲン写真を撮影し、銀歯の中が虫歯になっていないか、しっかりチェックしておくことが大切です。

レントゲン写真で虫歯の早期発見を目指す

銀歯の中が虫歯になっていないか、確認する方法としてレントゲン写真が有効です。レントゲン写真であれば、虫歯の有無だけでなく歯石なども確認ができるので便利に活用できます。

そんなレントゲンを撮るタイミングやメリットについて解説していきましょう。

銀歯のレントゲン写真を撮るタイミング

初診の時に歯の検査を行う必要があるので、レントゲン写真を撮る機会があります。それ以外は銀歯の調子が悪い、口臭が強くなっているなど悩みを抱えている際にもレントゲン写真を撮影することがあります。

また、歯の検査を行ってから1年程度経っている時にも、レントゲン写真の更新を歯医者さん側から打診されることがあるでしょう。

レントゲン写真で銀歯の状態を確認するメリット

レントゲン写真を撮影するメリットは、銀歯に虫歯があるのか確認すること以外にもあります。それは、銀歯の中に歯垢や歯石が溜まっていないか、チェックできるという点です。

銀歯の中は目視では確認できない部分があるので、レントゲン写真を活用することで見えない部分の汚れを見極めることができます。

歯垢や歯石が溜まっている場合は、ドクターが適切な処置を施してくれるので安心して治療が行えるでしょう。

レントゲンの放射線量は安心できる？

レントゲンで撮影する場合、放射線量が気になる人もいるでしょう。歯科のレントゲン撮影で利用する放射線量は、かなり微小なものであるため基本的に身体への影響は心配いらないと想定されます。

身体に配慮した上で撮影を行ってくれるので、安心して検査を受けてみてください。

レントゲンで早期発見できれば素早く治療できる

銀歯の中が虫歯になっている場合、目視では見えないところで症状が発生しているため発見が遅くなってしまう恐れがあります。神経まで虫歯が到達してしまうと、激しい痛みが生じてしまう可能性があるので虫歯は早めの治療が肝心です。

そんな時、レントゲン撮影であれば、目に見えない箇所の虫歯も発見できるので、早期発見に繋がります。

虫歯が見つかれば、素早く治療に入ってもらえるので、定期的に検査を受けてレントゲンを受けることは大切です。

銀歯に違和感を覚えていなくても、歯医者さんで定期検診を受ける際にはレントゲン撮影も受けて銀歯の状態をチェックしてみましょう。

銀歯に虫歯がないかレントゲンでチェックしよう

銀歯は傷がつきやすく酸化しやすい傾向があるので、虫歯になるリスクは高いです。そのため、レントゲンで定期的にチェックして、銀歯の中に虫歯がないか確認するようにしましょう。

レントゲンは初診の時以外にも、1年ごとに歯の状態をデータとして保管するために更新の意味を込めて歯医者さんで行うことがあります。健康に見える歯でも、何らかの症状が出ている可能性があるので、気軽にレントゲン写真を取ってチェックしてみてください。

銀歯の中は実際に見えないので、虫歯になっているか自分では判断できないものです。そのため、レントゲン写真を使って万が一の口内トラブルに備えておく必要があります。

銀歯の状態が気になる人は、早めにレントゲン写真を撮って状態をチェックしてみてください。