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医療法人社団PDS アップル小児矯正歯科 苫小牧市

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2024/09/26

20代女性 顎変形症を保険適用の外科手術と矯正治療で改善した症例

ご相談内容

ホワイトニングで通院されていた患者様から「下顎がずれているのが気になる。年々、顎のずれが酷くなっているような気がする」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、患者様の歯は上下でずれやねじれが見られ、上下顎の大きさや位置に著しい差がある「顎変形症」が認められました。
さらに下顎が左側にずれている「下顎左側偏位」の状態であり、これにより噛み合わせが悪くなっています。

噛み合わせを改善するためには、矯正治療と併せて顎の骨格自体にアプローチする外科手術が必要だと診断しました。

行ったご提案・治療内容

診断結果を丁寧に説明したうえで、顎のずれや噛み合わせを改善するために以下の治療を提案しました。

1:外科手術前に、抜歯をせずにワイヤー矯正で歯並びを整える「術前矯正」を行います。治療期間は約1年の予定です。
2:下顎の骨の後方部分を分割して下顎全体を後方に下げる外科手術「下顎骨形成術」を行い、噛み合わせを改善します。
3:外科手術後に再度ワイヤー矯正を行い、上下の歯に矯正用ゴム「3級ゴム」を使用しながら、歯並びと噛み合わせを整えます。こちらの治療期間も約1年の予定です。

患者様には、顎の外科手術を必要とする矯正治療では健康保険が適用されることを説明しました。また、外科手術に伴う入院は約10〜14日間であること、ワイヤー装置は月1回の調整が必要であることも併せてお伝えし、治療に同意いただきました。

まず、手術で下顎を移動させた際に噛み合わせが正常になるよう、上下の歯には歯の表面に固定した器具にワイヤーを通して歯を動かす「マルチブラケット装置」を装着します。
術前矯正中は定期的に来院いただき、装置を調整しながら約1年1ヶ月かけて歯並びを整えました。

次に、患者様が希望された地域の整形外科にて下顎骨形成術を実施します。再びワイヤー矯正を行いながら「3級ゴム」を併用し、約11ヶ月かけて歯並びと噛み合わせの最終調整を行いました。

矯正終了後には歯並びの後戻りを防ぐために「保定装置」として、上下の前歯部に固定式の「フィックスドリテーナー」を装着し、さらに上顎には取り外し式の「ベックリテーナー」を併用していただくようお伝えしました。矯正治療終了後も、定期的なメンテナンスで通院いただいています。

この治療のリスクについて

・ワイヤー矯正中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります
・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します

  • 年齢・性別 20代女性
  • 診療種別 保険診療
  • 治療期間の目安 矯正期間 24ヶ月
  • 治療回数の目安 -
  • 治療費総額の目安 約400,000~500,000円
    (保険適用)
    ※入院手術費は別途手術した病院にてかかります

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
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治療前 治療中 治療後

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診療科目 小児歯科、矯正歯科、予防歯科
自由診療 小児矯正治療、予防歯科(定期検診、虫歯のリスク検査など)
住所 〒053-0033 北海道苫小牧市木場町2丁目3-1
アクセス 「JR苫小牧駅」から徒歩5分
※駐車場:15台あり
診療時間 【月・火・木・金・土】
10:00〜12:00/14:00〜18:00

【日】
10:00〜12:00/14:00〜16:00
休診日 水曜・祝日
代表者 千枝 和巨

※記載の内容は最新の情報と異なる場合がございます。正確な情報は歯科医院にご確認ください。

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