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医療法人社団PDS アップル小児矯正歯科 苫小牧市

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2024/05/26

7歳男の子 顎の幅を広げる「拡大装置」と「ワイヤー矯正」を併用してガタガタな歯並びと出っ歯をきれいに整えた症例

ご相談内容

「娘がこちらの歯科医院で矯正しており、必要があれば息子も矯正したいと考えていた。息子の歯並びもガタガタになってきたので診てほしい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左右下の前歯4本(中切歯/1番、側切歯/2番)の歯並びがデコボコに生えている「叢生(そうせい)」が認められました。

噛み合わせを確認すると、下顎が後方に下がっている「下顎骨後方回転」で下の歯並びに対して上の歯並びが前方にずれていることに加え、上顎の前歯が外側に傾斜している「出っ歯」の状態で、骨格の分類は「2級1類」に該当し、口呼吸もみられます。
歯並びを整えるためにも、矯正治療を行う必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

顎が成長する小児期を利用し、上顎の骨と下顎の歯並びを横方向に広げて永久歯の生えるスペースを確保する「1期治療」について丁寧に説明し、同意いただきました。

1期治療でしっかりと顎の骨格の土台作りをしておけば、将来的に永久歯の歯並びをきれいに整える「2期治療」を行う際に矯正期間を短くできたり、抜歯を避けられたりと患者様に負担がかからない方法を選択できる場合が多く、結果的に時間や費用などを抑えられます。

まず上顎の骨格を横に広げる金属製の急速拡大装置「ハイラックス装置」を使い、1日おきに中央部のネジを回して上顎を拡大していきました。
8ヶ月後には骨格をさらに横方向へ広げるため、上顎のハイラックス装置を作り直し、下顎には当院オリジナルの「側方拡大装置(ALM)」を使い、永久歯の生えるスペースを確保しています。

次に、上下前歯部分の歯並びと上下の顎のバランスを整えるために、上下左右前歯8本(中切歯、側切歯)の裏側に噛み合わせを調整する装置「バイトターボ」を装着しました。

装置の見た目にも配慮し、表側には目立ちにくい透明な矯正装置「マルチブラケット」をつけてワイヤーを通し、歯並びを整えています。
歯を動かす力を高めるために、ワイヤー矯正装置の左右には矯正治療用のゴム「2級ゴム」も使用しました。

歯並びを整えたあとは、歯の後戻りを防ぐために「保定装置」を装着します。
保定装置は、上下前歯の裏側にワイヤーを接着して固定する「フィックスドリテーナー」と、表側が金属製ワイヤーで裏側はプラスチック製の歯列全体を囲む取り外し式の「ベックリテーナー」を併用しました。

また、下顎の前方への成長を促すために、小児用マウスピース型矯正装置「プレオルソ」も使用しています。

この治療のリスクについて

・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

  • 年齢・性別 7歳男の子 
  • 診療種別 自由診療
  • 治療期間の目安 矯正期間 19ヶ月
  • 治療回数の目安 -
  • 治療費総額の目安 400,000円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
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診療科目 小児歯科、矯正歯科、予防歯科
自由診療 小児矯正治療、予防歯科(定期検診、虫歯のリスク検査など)
住所 〒053-0033 北海道苫小牧市木場町2丁目3-1
アクセス 「JR苫小牧駅」から徒歩5分
※駐車場:15台あり
診療時間 【月・火・木・金・土】
10:00〜12:00/14:00〜18:00

【日】
10:00〜12:00/14:00〜16:00
休診日 水曜・祝日
代表者 千枝 和巨

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