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医療法人社団PDS アップル小児矯正歯科 苫小牧市

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2024/05/21

8歳男の子 顎の幅を広げる矯正治療と「ワイヤー矯正」を併用しガタガタの歯並びをきれいに整えた症例

ご相談内容

「下の前歯の永久歯が1本、内側に生えてきてしまった。乳歯が抜けたら前に出てくるのか、矯正治療が必要なのか知りたい」と相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、上下左右の前歯を中心に歯が正常な位置からずれて生えている「叢生(そうせい)」が見られました。患者様の場合、顎が小さく永久歯の生えるスペースが不足していることが原因で叢生が起こったと考えられます。

永久歯の生えかわりがこのまま進むと、スペースが足りず今よりも歯並びが悪化し、将来、八重歯になる可能性があります。

また、奥歯の噛み合わせを確認すると、上顎に対して下顎の位置が後ろ側に下がっている「下顎骨後方位」の状態である「骨格2級」で、いわゆる出っ歯でした。

すべての歯が永久歯に生えかわってしまうと、歯並びを改善する治療が困難になる可能性もあるため、生えかわりの小児期に顎を拡大し、永久歯が正しい位置に生えるスペースを確保する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

診断内容を丁寧に説明したうえで、上顎骨と下顎骨の幅を広げ永久歯が生えるスペースを確保する「第1期治療」と併せて、上下左右の前歯8本(中切歯/1番、側切歯/2番)には「ブラケット装置」と呼ばれる器具を装着し、その部分にワイヤーを通して歯を移動させる「ワイヤー矯正」で歯並びを整える方法を提案し、同意いただきました。

まず、上左右の前歯4本(中切歯、側切歯)が生え揃ったあと、ネジを少しずつ回転させることで上顎の歯列と骨の拡大を促す「ハイラックス装置」を装着し、下顎は当院オリジナルの「側方拡大装置(ALM)」を使って、永久歯が生えてくるスペースを確保しました。

次に、上下左右の前歯8本(中切歯、側切歯)の歯並びを整えましたが、見た目を考慮し透明なブラケットを使用しています。

また、下顎骨後方位の治療には噛み合わせの位置を正すために歯の裏側に装着する「バイトターボ」と、上下の歯のブラケット間に取り付けるゴム「2級ゴム」を併用し、歯の移動や噛み合わせの改善を促しました。

矯正期間が終了したあと、歯が治療前の位置に戻ることがないよう、上下顎の歯の裏側にセメントを用いて固定する装置「フィックスドリテーナー」と、上顎のみ歯列全体を囲む取り外し式の装置「ベックリテーナー」を使用いただいています。

この治療のリスクについて

・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌を動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

  • 年齢・性別 8歳男の子
  • 診療種別 自由診療
  • 治療期間の目安 13ヶ月
  • 治療回数の目安 -
  • 治療費総額の目安 400,000円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
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診療科目 小児歯科、矯正歯科、予防歯科
自由診療 小児矯正治療、予防歯科(定期検診、虫歯のリスク検査など)
住所 〒053-0033 北海道苫小牧市木場町2丁目3-1
アクセス 「JR苫小牧駅」から徒歩5分
※駐車場:15台あり
診療時間 【月・火・木・金・土】
10:00〜12:00/14:00〜18:00

【日】
10:00〜12:00/14:00〜16:00
休診日 水曜・祝日
代表者 千枝 和巨

※記載の内容は最新の情報と異なる場合がございます。正確な情報は歯科医院にご確認ください。

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