ご相談内容

「検診をしてほしい。もし虫歯が見つかったら治療してもらいたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左下の奥歯2本（第2小臼歯／5番、第2大臼歯／7番）は過去の虫歯治療の際に白いプラスチック樹脂「コンポジッレジン」が詰めてありましたが、細菌が内部に入り込んだことが原因で再び虫歯ができていました。

検診の時点では虫歯は神経に達していなかったものの、この状態を放置すると徐々に虫歯が広がり歯の神経を取り除かなくてはいけない可能性もあったことから、虫歯の範囲が狭いうちに治療を行う必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

左下奥歯2本の古い詰め物を外して虫歯を治療したあと、新しい詰め物で修復するために以下4つの方法があることをお伝えしました。

①保険適応：コンポジットレジンで修復する方法
②保険適応：金属の詰め物「メタルインレー」で修復する方法
③自費診療：白く劣化しにくい詰め物「セラミックインレー」で修復する方法
④自費診療：より品質が優れたコンポジットレジンで修復する「ダイレクトボンディング」

患者様は歯を削る量が最小限であること、素材も劣化しにくいことから④の「ダイレクトボンディング」での治療を選択されました。

今回の治療に使用するセラミック配合のコンポジットレジンは、保険適応のものと比較して周囲の歯になじみ、色味が自然なのも特徴のひとつです。

まず、左下奥歯2本をゴムのシートで保護する「ラバーダム防湿」を行い、唾液が治療部位に触れないようにします。

その後、肉眼では見えづらい部分までしっかり確認できる歯科用の顕微鏡「マイクロスコープ」を使って左下奥歯2本の虫歯の取り残しがないようしっかり除去し、自費診療のコンポジットレジンを詰めてきれいに修復しました。

術後の経過・現在のご様子

ご自身の歯に馴染んだ自然な仕上がりになり、奥歯の噛み合わせも問題ありません。
患者様にも「色も形も自然で違和感がない。とても満足している」と大変喜んでいただいています。

また、今回治療した歯と歯の間（第1大臼歯／6番）に見つかった虫歯を治療するため、今後も通院いただく予定です。

この治療のリスクについて

・使用環境によって、変色やすり減りなどが起こる場合があります
・強い力や衝撃が加わった場合、割れたり欠けたりする可能性があります
・広範囲にわたって修復が必要な場合は、適用できない可能性があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・自費診療（保険適用外治療）です

• 年齢・性別 20代男性
• 診療種別 自由診療

• 治療期間の目安 -
• 治療回数の目安 ご相談を含めて2回
• 治療費総額の目安 68,000円
  （ダイレクトボンディング2本 ）

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
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