ご相談内容

「詰め物がよく欠けてしまう。変色が目立つ歯も含め、できるだけ自然な白さの歯にしたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右上前歯（中切歯／1番）は歯科用の白いプラスチック「コンポジットレジン」が詰めてあり、先端部分が欠けていました。
また、隣の右上前歯（側切歯／2番）は歯の神経がないことで変色が生じていました。

詰め物が繰り返し欠ける主な原因として、噛み合わせの強さが考えられます。歯を保護し強度を向上させるには、被せ物で歯を全体的に覆う治療が適しています。
また、変色した歯についても被せ物を使用して治療することで、前歯2本の見た目を自然な印象に改善できると診断しました。

行ったご提案・治療内容

被せ物による治療に同意いただき、被せ物は以下の3種類から選択できることを説明しました。

①保険診療：白い「CAD／CAMクラウン」
②自費診療：セラミックとプラスチックがミックスされたハイブリッド素材を焼き付けた「ハイブリッドセラミッククラウン」
③自費診療：すべてセラミックで作られた「オールセラミッククラウン」

患者様は、自費診療の中では比較的費用を抑えられ、長期間にわたり自然な見た目と優れた強度や耐久性が期待できる「ハイブリッドセラミッククラウン」をご選択されました。

できるだけ白い被せ物にするためには、周囲の歯の色を白くする必要があります。まずはホワイトニングを実施し、明るくなった歯の色味に合わせて被せ物の色調を決め、お口全体のトーンを均一にする治療計画を提案しました。

約2ヶ月間「ホームホワイトニング」を自宅で続けていただき、ホワイトニングジェルを追加してご希望の白さに近づけました。
左上前歯（中切歯）の詰め物も変色していたため、トーンアップした色味に合わせてコンポジットレジンで修復しました。

次に、右上前歯2本（中切歯、側切歯）の形を整え仮歯を作製後、噛み合わせや色・形の確認を行うための仮歯「プロビジョナルテック」を装着しました。
当院では、患者様に納得いただけるまで確認を繰り返し、ご満足いただける形状や外観になるよう細やかな調整を行っています。

その後、最終的な被せ物を作製し、右上前歯2本（中切歯、側切歯）にハイブリッドセラミッククラウンを装着しました。

術後の経過・現在のご様子

周囲の歯になじんだ被せ物が装着され、噛み合わせも問題ありません。
患者様も、「歯が自然な白さで綺麗になっただけでなく、また欠けるかもしれないという不安がなくなってとても嬉しい」と大変ご満足いただきました。

現在も、定期的なメインテナンスでご来院いただいております。

この治療のリスクについて

・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療（保険適用外治療）です
・治療中、歯にしみるような痛みが出る場合があります
・得られる効果は歯の質により様々です。予定通りの白さに達しない場合もあります

• 年齢・性別 20代女性
• 診療種別 自由診療
  一部保険診療

• 治療期間の目安 約3ヶ月
• 治療回数の目安 -
• 治療費総額の目安 ホームホワイトニング　約33,000円
  ハイブリッドセラミッククラウン　約132,000円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
ご利用により万一何らかの損害が発生したとしても、当サイトは一切責任を負いかねますのでご了承ください。

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  医療法人社団ハートデンタルクリニック

  TEL:0986587700

  
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治療前

治療中

治療後

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治療後