ご相談内容

「右上の前歯が黄ばんでいて、形も不自然で気になる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右上前歯（中切歯／1番）の被せ物は、隣の左前歯の形と比較すると非対称的で色も黄ばんでおり、周囲の歯との調和がとれていませんでした。
被せ物の黄ばみは、経年劣化によって変色が生じたものと考えられます。

患者様は「色も形も自然になるように治したい」とご希望でした。

行ったご提案・治療内容

古くなった被せ物を作り直すことで審美性が回復できること、前歯に適した被せ物として、「ハイブリッドセラミッククラウン」と「オールセラミッククラウン」を提案しました。

「ハイブリッドセラミッククラウン」は、セラミックの硬さと樹脂の粘り強さを併せ持ち、保険診療のプラスチック素材よりも、白く美しい歯を長く保つことができます。
「オールセラミッククラウン」はセラミックのみを使用した被せ物です。自然な色合いを再現し、長期間の使用でも変色せず、天然歯のような美しさを保つといった特徴があります。

それぞれの素材について丁寧に説明したところ、費用を抑えつつ、審美性も改善できるハイブリッドセラミッククラウンを選択されました。

古い被せ物を除去して、歯と被せ物の境界部分である「マージン」を歯茎の上に位置するように調整し、土台の形を整えます。この段階で、周囲の歯と被せ物の調和をとりながら、歯茎との自然な一体感が出るよう注力しました。

次に噛み合わせや色・形の確認を行うために、仮歯の「プロビジョナルテック」を装着します。患者様とコミュニケーションを重ね、形状や外観についての希望、修正点を何度も確認し、細やかな調整を行いました。

慎重に確認を繰り返した後、最終的な形状を決定するためにプロビジョナルテックを装着したまま型取りを行いました。
この型を基に製作したハイブリッドセラミッククラウンを装着し、噛み合わせを確認しました。

術後の経過・現在のご様子

形は左上前歯と対称になり、色も周囲の歯に調和し、自然な仕上がりになりました。
噛み合わせも問題なく、経過は順調です。

患者様には「色も形も改善されて、希望していたような綺麗な前歯になって嬉しい」と大変喜んでいただきました。

現在は、定期的なメンテナンスにて経過を確認しています。

この治療のリスクについて

・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療（保険適用外治療）です

• 年齢・性別 20代女性
• 診療種別 自由診療

• 治療期間の目安 約1ヶ月
• 治療回数の目安 -
• 治療費総額の目安 約66,000円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
ご利用により万一何らかの損害が発生したとしても、当サイトは一切責任を負いかねますのでご了承ください。

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  医療法人社団ハートデンタルクリニック

  TEL:0986587700

  
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治療前

治療中

治療後

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