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2022/11/19

30代男性「奥歯が欠けたので治したい」被せ物が外れたまま放置し根っこが折れた歯をインプラントで治療した症例

ご相談内容

「数年前に奥歯の被せ物が外れてしまった。痛みなどは無いが、放置していたら徐々に欠けてきたので治したい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右下の奥歯(第1大臼歯/6番)の被せ物が外れており、虫歯が進行していました。
歯の根っこは折れていて、再び被せ物を作製して治療することは難しい状態でした。
このまま放置しておくと細菌の感染が広がる可能性があり、周りの健康な歯が虫歯になったり、歯周病になったりするリスクがあるので、抜くことが必要と判断しました。

また、口の中の細菌が石のように固まって歯に付着する「歯石」が全体に見られ、歯周病も進行していました。

患者様からは「できるだけ健康な歯は削りたくない」とご要望がありました。

行ったご提案・治療内容

まず根っこが折れてしまった右下の奥歯を抜いて、あごの骨や歯ぐきの傷が治るまで3ヶ月待ちました。

歯を抜いた後の治療として、両隣の歯を削って橋渡しのように被せ物を入れる「ブリッジ」、あごの骨に人工の土台を埋めてその上に人工の歯を作製する「インプラント治療」、残っている歯にバネをかけて装着する「入れ歯」をご提案しました。
患者様は、健康な歯を削る必要のないインプラント治療を選択されました。

傷が十分に治りインプラントを埋めることができる状態になってから、あごや唇周辺のしびれ・麻痺が出ないように、あごの骨の中を通る「下顎神経(かがくしんけい)」の位置をCT撮影で確認し、インプラントを埋めこみました。
その後、あごの骨とインプラントがくっつくのを3ヶ月待ってから、天然歯のような自然な白さのある「セラミック」の被せ物を装着しました。

口の中の歯石や汚れは、傷の治りが悪くなったり、インプラントが抜けてしまったりなど治療に悪影響を与えるので、歯のクリーニングもあわせて行いました。

術後の経過・現在のご様子

ご自身の歯のような自然な歯並びになり、しっかりかめるようになりました。
歯石もきれいになり、歯ぐきが引き締まって歯周病も改善されました。
患者様は「自分の歯と同じようにかめるようになって嬉しい」と大変ご満足されていました。
現在はインプラントを健康に保つため、定期的にメインテナンスに通っていただいています。

この治療のリスクについて

・インプラントは外科処置を伴うため、出血、腫れ、痛み、あごのしびれや麻痺などの症状が出る可能性があります。
・かみ合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります。
・まれに、インプラントのねじが緩んだり、インプラント自体が折れる・抜けるなどの可能性があります。
・定期的なメインテナンスを受けていないと、インプラントの周りの骨が少なくなる「インプラント周囲炎」になる可能性があります。
  

  • 年齢・性別 30代男性
  • 診療種別 自由診療
  • 治療期間の目安 6ヶ月
  • 治療回数の目安 10回
  • 治療費総額の目安 250,000円

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診療科目 一般歯科、歯科口腔外科、小児歯科、ホワイトニング、インプラント、詰め物・被せ物、矯正歯科
自由診療 ホワイトニング、インプラント、詰め物・被せ物、矯正歯科
住所 〒131-0031 東京都墨田区墨田4-1-2
診療時間 9:30~13:00
14:30~19:30
休診日 第2・第4月曜
木曜
第1・第3・第5日曜
祝日

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