ご相談内容

「金属アレルギーがあるので銀歯をセラミックにしたい」とご相談をいただきました。

カウンセリング・診断結果

診察したところ、左上の奥歯3本（第1小臼歯／4番・第2小臼歯／5番・第2大臼歯／7番）に銀歯（金銀パラジウム合金）の詰め物（インレー）が入っていました。
患者様が皮膚科にて金属アレルギーのパッチテストを行った結果、パラジウム、銀、銅などにアレルギー反応があったとのことで、銀歯によるアレルギーを心配されていました。

金属アレルギーの方が銀歯など口の中に金属を装着している場合、口内炎や味覚の異常といったお口のトラブルだけでなく、肩こりや頭痛、顔や体の発疹などの症状が出る可能性があります。そのため、早急に金属以外の素材で詰め物をやり直す必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

金属アレルギーのリスクがない詰め物の素材として、天然歯に近い白い歯を再現できて二次虫歯が起こりにくい「セラミック」、保険診療内の歯科用プラスチック「コンポジットレジン」、さびにくく適合性が高い「ゴールド」のそれぞれのメリット・デメリットを丁寧にご説明しました。

患者様にはゴールドのアレルギー反応はありませんでしたが、よりプラークが付きにくく、強度も高いセラミックをご選択されました。

術後の経過・現在のご様子

隣り合う天然歯と違和感のない仕上がりとなり、噛み合わせも問題なくご使用いただけています。
患者様にも「金属アレルギーの心配がなくなって安心した。きれいな見た目になり嬉しい」と喜んでいただけました。

この治療のリスクについて

・セラミックのため、割れたり欠けたりするリスクがあります
・定期的なクリーニングによる虫歯・歯周病の予防が必要です
・虫歯の深さにより、神経を取り除く処置が必要になる可能性があります
・処置後、数日間冷たいものなどが染みることがあります
　

• 年齢・性別 20代女性
• 診療種別 自由診療

• 治療期間の目安 1ヶ月
• 治療回数の目安 2回
• 治療費総額の目安 1本50,000円×3本
  合計 約150,000円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
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