虫歯の根が深く、神経にまで到達してしまっている場合は「根管治療」によって神経を取る処置を行います。神経を取る際に大きな穴を開けるため、最終的には被せ物を装着し、治療が完了となります。そのため、治療完了までには複数回(数ヶ月間)の通院が必要です。
虫歯の進行度合いによって除去する根の深さや治療回数には個人差が生じますが、基本的な根管治療の流れは以下を参考にしてみてください。

①虫歯になった部分の歯を削ります。
②根管にある虫歯菌に感染した神経を、専用の器具にて除去します。
③根管の内部を薬剤で洗浄します。
④除去した神経の代わりに、洗浄液を含んだ専用の人工根で充填します。
⑤歯を削った穴の部分の型を取り、支台(コア)を造成します。
⑥支台(コア)の上から土台となる被せ物を装着します。
⑦噛み合わせを調整し、ここで治療は完了です。

※①~⑦までで全7回というわけではなく、それぞれの工程で複数回の処置が必要になることもあります。

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