毎日元気に動き回っているお子様は、転んだりどこかにぶつけた拍子に舌を噛んでしまうことがよくあります。お口の中は常に唾液で湿った状態なので、実際の出血量よりもたくさんの血が流れているように感じてパニックになってしまう保護者の方も多いです。
お子様が舌を噛んで出血している場合には、以下のような手順で応急処置を行い、「歯科医院」もしくは「口腔外科」を受診しましょう。

①まず、清潔なガーゼやタオルなどを傷口に当てて止血します。この時、なるべく保護者の方の手で傷口を圧迫するようにガーゼを当てましょう。
②お口の中が血の味がして気持ち悪いかもしれませんが、出血中はもちろん、血が止まってからもしばらくはうがいをしない方がよいです。せっかく止まった血がまた出てしまうかもしれません。どうしてもうがいをしたい場合には、水を軽く口にふくんで吐き出す程度にしましょう。
③お口の中にバイ菌が入らないように、清潔に保つ必要があります。
④止血をしたら、歯科医院もしくは口腔外科を受診しましょう。

舌を噛んでしまっても、自然に治癒するケースがほとんどです。しかし、お子様の場合は大人のように痛みを我慢することが難しいため、歯科医院を受診することで対処法が明確になり、保護者の方も安心することができると思います。

掲載内容に問題がありますか? 報告する