頻度や本数にもよりますが、常習的に煙草を吸っている場合は独特の「煙草臭」がする人が多いです。しかし、一口に「口臭」と言っても様々な種類があり、口臭の原因によって治療の必要性も異なります。


煙草の臭いは、ニンニクやお酒などと同じで一時的に臭いを発するケースがほとんどです。煙草を吸ってすぐは煙草臭がしますが、時間の経過と共に臭いは軽減しますので、吸う間隔や本数を減らすことで口臭も気にならなくなるでしょう。
しかし、タバコを慢性的に吸っていると、「ニコチン」によって歯肉の血流が悪くなり、唾液の分泌量が減少してしまいます。唾液の分泌量が減ってしまうと自浄作用が弱まり、口臭が強くなってしまうかもしれません。また、唾液の分泌量の減少に伴って虫歯や歯周病になるリスクが高まります。


口臭だけでなく、煙草がお口の中に様々な悪影響を及ぼす可能性は否定できません。口臭・虫歯・歯周病などを予防するためにも、意識的に煙草の本数を減らせるようにすることが大切です。

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