舌のできものは、ニキビではなく「口内炎」「良性腫瘍」「悪性腫瘍(がん)」等の可能性が考えられます。舌にできものができる原因は様々ですが、「口内炎」の場合、噛み合わせ不良によって歯が当たったり、ビタミン不足等によって炎症が起こるケースがほとんどです。このような場合には、お口の中を清潔に保ち、市販の塗り薬等を使用して様子を見ていれば問題ないでしょう。


しかし、そのできものが腫瘍だった場合には、なるべく早く口腔外科を受診する必要があります。腫瘍には「良性」と「悪性(がん)」の2種類がありますが、目で見ただけでは口内炎との見分けがつかないため、あまり重要視せずに放置してしまう患者様も少なくはありません。
特に悪性腫瘍だった場合には、早期的な治療が必要不可欠です。できものに気付いてから10日ほど様子を見ても治らなかったり、その間に腫れや痛みが増すようなことがことがあれば必ず医療機関を受診してください。

また、ご自身で判断することが難しいという場合にも、受診することをおすすめします。検査の結果、できものが良性腫瘍や口内炎であれば安心できますし、悪性腫瘍であればすぐに治療計画をご提案できますので、手遅れになる前にしっかりと対策を取ることが大切です。

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