ホワイトニングは、専用の薬剤を歯に浸透させることで歯を漂白します。患者様の中には、ホワイトニングで使用する薬剤がしみて痛みが出るという方が一定数いらっしゃいます。痛みの感じ方には個人差がありますが、少しだけしみる方から我慢できない痛みを感じる方まで様々です。
ホワイトニング中に感じる痛みには、薬剤の濃度が関係しています。「オフィスホワイトニング」は歯科医師や歯科衛生士が直接薬剤を塗布するため、濃い薬剤を使用して早く漂白できるというメリットがありますが、その分しみやすさを感じやすくなっています。専用のマウスピースに薬剤を塗布して装着する「ホームホワイトニング」は、患者様ご自身で行っていただくため、オフィスホワイトニングに比べると薬剤の濃度は薄めです。知覚過敏等でしみやすいという方には、ホームホワイトニングをおすすめすることも少なくはありません。
ホワイトニング開始後に我慢できない痛みが出た場合には、ホワイトニングを一度中断する他、時間を短くしたり薬剤の濃度を薄めるという対処法をとることができます。症状に応じて少しずつ進めていきますので、痛みがある場合には決して我慢はせず、すぐに歯科医師にご相談ください。なるべく痛みが出ない方法でホワイトニングが進められるように、最適な方法をご提案させていただきます。

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