口は、鼻や耳と直接繋がっています。例えば、鼻が詰まると口臭が強くなることがあるように、噛み合わせが原因で耳に何らかの症状が現れるというケースも珍しくはありません。
顎関節症の場合は強く噛みしめる癖がある方が多く、奥歯に大きな負担がかかるとそのすぐ上にある耳にも強い刺激が伝わります。そのせいで耳鳴りが起こることも十分に考えられますし、ひどい時には突発性難聴になってしまう方もいらっしゃいます。頭痛やめまいといった症状もそのひとつなのですが、なかなか歯科的なことが要因だとは気付かないことが多いのです。
そのため、耳鼻科や内科を受診しても一向に症状が改善されず、「原因不明」と診断される方も少なくはありません。耳鼻科や内科を受診しても症状が改善されない場合には、顎関節症や噛み合わせが原因である可能性が考えられますので、セカンドオピニオンを検討し、歯科医院にご相談されることをおすすめします。

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