「TCH」とは「Tooth Contacting Habit」の略称で、歯列接触癖(無意識に上下の歯を接触させる癖)という意味があります。あまり聞き慣れない言葉なので「食いしばり」や「噛み締め」と混同されることもありますが、「TCH」と「食いしばり」はそもそも違う癖です。
食いしばりや噛み締めは、一時的に強い力でグッと噛み合わせる行為のことを指します。ストレスを感じた時や寝る時など、断続的に行う癖というイメージです。一方でTCHは、食いしばり癖に比べると弱い力ではありますが、持続的に接触させる癖になります。
正常な噛み合わせの場合、上下の歯には数ミリ単位の狭い隙間が開いているのが一般的な態です。 つまり、上と下の歯が接触するのは、食事などを咀嚼する時と飲み込む時だけということになります。しかしTCHの場合、その隙間がない状態がずっと続くことになるので、たとえ弱い力であっても顎の筋肉や関節に大きな負担がかかってしまいます。その上、噛む力自体が非常に弱いため、何らかの症状が現れるまで癖の自覚がないケースがほとんどです。
万が一、噛み合わせに違和感がある場合には、小さなことでも構いませんのでお気軽に歯科医院にご相談ください。ちょっとした癖だとしても、長年続けてしまうと将来的に大きな症状が現れる可能性がありますので、早期発見し対策していくことが大切です。

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