親知らず周辺の歯肉が炎症を起こし、腫れているのは「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」と呼ばれる症状です。初期症状は食事中や歯を噛み合わせた時に少し痛む程度ですが、悪化すると口が開かなくなったり、ひどい時には発熱を伴うケースもあります。
炎症がある間は飲酒や入浴を控え、腫れている方の頬を冷やすと痛みが少し緩和されます。市販の痛み止めを服用しても構いません。ただしこれらはあくまでも応急処置となりますので、症状が悪化しないようなるべく早急に歯科医院を受診した方がよいでしょう。
歯肉に炎症が起きている時には、炎症を抑えてからでないと抜歯をすることができません。洗浄や投薬で歯肉の炎症を抑えてから親知らずの様子を確認し、抜歯が必要かどうかを判断します。そのため、一般的には受診当日に「すぐ抜きましょう」ということにはなりませんのでご安心ください。
痛みを我慢して炎症が悪化してしまうと、食事ができなくなったり喋ることが困難になるというケースも少なくはありません。できれば痛みがひどくなる前に、歯肉に少し違和感を感じた段階で受診されることをおすすめします。

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