歯は、一気に何本もの乳歯が抜けるわけでも、急に永久歯が生えてくるわけでもありません。個人差はあるものの、主に5歳頃から乳歯が抜けはじめ、12歳頃にはほとんどの永久歯が生え揃うのが一般的で、完全に生え替わるまでには6~7年程度の長い時間が必要です。つまり小学生の間は、乳歯と永久歯が混在してデコボコした状態で過ごすことになるため、歯ブラシが届きにくい場所が多く、虫歯リスクが高まる時期でもあります。
さらに、歯の表面は「エナメル質」と呼ばれる層によってコーティングされており、虫歯の原因となる「酸」から歯を守っています。乳歯は永久歯に比べてエナメル質の層が薄いため、虫歯になりやすく、また一度虫歯になると進行もしやすいのが特徴です。そして生えてきたばかりの永久歯も、唾液中のカルシウムやミネラルなどを数年間をかけて吸収しながら硬くなっていくため、まだ未熟で虫歯になりやすいと言われています。
生え替わり時期のお子様には、保護者の方が週に数回程度仕上げ磨きをしてあげましょう。毎日でなくても構いません。曜日や回数を決めて大人が仕上げ磨きやお口の中のチェックを行うことで、磨き残しが減少し、虫歯リスクの低下にも繋がります。その際、小さな歯間ブラシの「タフト」や、歯と歯の汚れを落とせる「デンタルフロス」を使用するとさらに効果的です。
また、定期検診ではフッ素塗布や口腔内チェック、歯磨き指導などを行っていますので、そちらもしっかりと受診しましょう。

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