歯科医院では以下の3種類の麻酔を治療内容に応じて使い分けており、それぞれ用途や持続時間が異なります。使用される麻酔にもよりますが、短いもので10分程度、長いと半日程度効き目が持続するものもあります。

【歯科医院で主に使用される麻酔の種類】
①浸潤麻酔(しんじゅんますい)
治療する歯近辺の歯茎に直接注射針を刺すタイプの「浸潤麻酔」は、歯科医院で最も使用頻度の多い麻酔法です。大きな虫歯を削る際や親知らずの抜歯などの際によく用いられています。
一般的な効力は2~3時間程度と言われていますが、個人差があるため効き目が強いと3時間以上経っても歯茎や唇に痺れが残っていることもあります。感覚が麻痺しているので、麻酔の効果が持続している間は食事は控えた方がよいでしょう。

②表面麻酔(ひょうめんますい)
「表面麻酔」は注射針を使用せず、歯茎に直接「麻酔薬」を塗布するタイプ麻酔法です。基本的に注射の痛みを和らげる目的や、乳歯を抜く時にお子様に使用することが多く、表面麻酔を単体で使用するケースはほとんどありません。
表面に塗布するだけなので、3種類の麻酔の中で最も早く効果が切れます。こちらも個人差が大きいですが、10~30分程度で効果が切れるのが一般的です。

③伝達麻酔(でんたつますい)
神経の近い部分に注射する「伝達麻酔」は、3種類の中で最も効き目が強く、広範囲を麻痺させるために用いる麻酔法です。効き始めるまでに少し時間はかかりますが、その分効き目も長く持続します。
時間がかかる大掛かりな抜歯や、麻酔が効きにくい患者様へ打つことが多いです。効き目には個人差が大きく関係しますが、完全に麻酔の効果が切れるまでには2時間~長い方だと半日程度かかることも珍しくはありません。特に効き目が強いので、食事の時間帯は避けて打つことをおすすめします。

基本的には、処置前に医師から麻酔の持続時間や注意事項の説明がありますが、不安な場合は事前に質問しておくとよいでしょう。

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