異物感や味覚異常など、お口の中の不快な状態が続く病気を「口腔感覚異常症」と言います。舌の痛み痺れ、ネバネバしたような違和感、虫歯がないのに歯が痛む等、症状の感じ方は人によって様々です。明確な原因は不明ですが、精神的な要因と身体的な要因が関係して発症すると考えられています。このような場合、治療を要する外的な症状がないため、長期的に辛い思いをされている方も珍しくはありません。
「口腔感覚異常症」は一般的に40~50代の女性に多く見られ、ストレスや更年期の症状の一種とも言われています。自律神経の乱れが要因となっていることも多く、鉄や亜鉛、銅、ビタミン等の栄養剤を服用するケースもあります。
お口の中に不快な状態が続いているという場合には、我慢をせずに歯科医院や口腔外科へご相談ください。症状を改善へと導くためにも、まずは原因を検査をする必要があります。辛い状態を緩和できるよう、最適な治療方法を探していきましょう。

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