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赤坂クレール歯科クリニック 港区

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2025/05/13

60代女性 ブリッジを支えきれなくなった土台の歯を抜き骨造成とインプラント治療を併用して歯を補った症例

ご相談内容

「右下のブリッジがグラグラと揺れ始めて食事がしにくくなった。しっかりと噛めるように治療したい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、患者様は右下の奥歯1本(第1大臼歯)が欠損しており、前後の歯(第2小臼歯、第2大臼歯)を土台とする橋渡しのブリッジ(被せ物)で補っていました。
しかし、土台のうち手前側の歯は折れ、奥の歯は歯周病が進行してグラグラと揺れているため、ブリッジをしっかりと支えることが困難となっています。

土台である2本の歯は治療しても再びブリッジを支えるのは難しく、またこのまま放置すると歯の周りに細菌感染や炎症が広がる可能性があります。

以上のことから、ブリッジの土台である2本の歯を抜き、抜歯部位を補う治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

診断内容についてお伝えし、抜歯に同意いただきました。
また抜歯後の欠損部分を補う方法として、以下2つの治療を提案しています。

①インプラント治療
人工の歯根をあごの骨に埋めて歯を取り付ける方法
メリット:抜歯部位のみを治療でき、自然な噛み心地が期待できる
デメリット:外科処置が必要なため治療期間は長め。自費診療のため比較的費用がかかる

②入れ歯治療
メリット:保険診療での治療が可能で、治療期間も比較的短く済む
デメリット:入れ歯を取り外したり洗浄したりする必要がある。噛み心地は自分の歯に比べて劣る。入れ歯の針金をかける手前の歯を若干削る必要がある

それぞれのメリット・デメリットを丁寧に説明したところ、患者様はしっかりと噛めて歯を削らないで済むインプラント治療を希望されました。

治療前に噛み合わせのバランスを確認し、右下に2本のインプラントを埋入する方針としました。
また右下の第2小臼歯は歯を支える骨が減少しているため、インプラントを支えるのに十分な骨量を確保できるよう骨を回復させる骨造成という処置を抜歯時に行います。

まず右下奥歯2本の抜歯と同時に、第2小臼歯の抜歯部位に骨の再生を促す材料を入れるソケットプリザベーションと呼ばれる骨造成処置を施しました。
3ヶ月後、CT検査にて骨がしっかりと回復していることを確認し、インプラントシミュレーションソフトを使ってインプラント埋入位置を正確に測定します。
後日、患者様にシミュレーション結果・治療方法・起こりうるリスク・副作用などを詳しく説明し、了承いただきました。

またインプラントのシミュレーションを実際の手術にて再現するため、インプラント治療用マウスピースであるノーベルガイドを作製しました。

インプラント埋入治療当日は、事前に歯のクリーニングと消毒、局所麻酔を行ったのち、ノーベルガイドを使用しながらインプラント埋入手術を進めます。
手術の際は歯茎を大きく切開しないで済むフラップレス手術により、ノーベルバイオケア社製のインプラントを2本埋入しました。

手術後、CTとレントゲンを撮影しインプラントが正しい位置に埋入されたことを患者様にお伝えしました。

インプラントが骨にしっかりと定着するのを3ヶ月間待ってから仮歯を作製し、インプラントにネジで取り付けました。約1ヶ月使用していただき、しっかりと噛めることを確認しています。
その後、口腔内スキャナーにてインプラントの位置関係を読み取り、最終的に装着するジルコニアクラウン(人工歯)を作製しました。

後日、完成したジルコニアクラウンが歯にぴったりと合っているか、噛み合わせに問題がないかを確認したあと、インプラント本体とジルコニアクラウンを繋ぐアバットメント(部品)をしっかりと取り付けます。
最後に、取り外しやメンテナンスが容易なネジで固定するスクリューリテインという方法でジルコニアクラウンをインプラントに装着し、治療を終了しました。

この治療のリスクについて

・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎等にかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります

  • 年齢・性別 60代女性
  • 診療種別 自由診療
  • 治療期間の目安 約8ヶ月
    (抜歯後の治癒待機3ヶ月、インプラント埋入後の待機3ヶ月、仮歯での機能確認に約1ヶ月を含む)
  • 治療回数の目安 -
  • 治療費総額の目安 約942,000円 
    【内訳】
    ノーベルバイオケア社インプラント2本
    ジルコニアクラウン
    (抜歯時骨造成ソケットプリザベーション費、CT検査シミュレーション費、インプラント埋入費、ノーベルガイド使用費、アバットメント費、ジルコニアクラウン作製費をすべて含む)

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
ご利用により万一何らかの損害が発生したとしても、当サイトは一切責任を負いかねますのでご了承ください。

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診療科目 一般歯科、審美歯科、予防歯科、歯周病治療
自由診療 虫歯治療、根管治療、ホームホワイトニング、オフィスホワイトニング、セラミック・ジルコニア
住所 〒107-0052 東京都港区赤坂5丁目5-9 第七セイコービル2F
アクセス 東京メトロ千代田線 赤坂駅 徒歩2分
診療時間 09:30~13:00 14:00~20:00
休診日 日曜 祝日
代表者 吉田敦実

※記載の内容は最新の情報と異なる場合がございます。正確な情報は歯科医院にご確認ください。

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