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医療法人社団あいファミリー歯科 旭川市

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2024/10/16

70代男性 温存が困難だった歯とインプラントを除去して新しい被せ物とインプラントを埋入し噛み合わせと審美性を回復した症例

ご相談内容

「うまく噛めず、頬の内側を噛んでしまうことがある。またインプラントの具合も悪く、歯茎が腫れたり痛んだりするのも気になる。下の歯が総入れ歯でかなり使いにくいので、インプラントと自分の歯でしっかりと噛めるように、治せる部分はすべて治したい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

レントゲン写真を撮影して拝見したところ、人工の歯根を顎の骨に埋め込んでその上に歯を取り付ける「インプラント」が、上下合わせて9本埋入されていました。
そのうち、左上前歯部分(中切歯と側切歯の間)と右上の一番奥(第2大臼歯)の計2本は、インプラント周囲の組織が炎症を起こす「インプラント周囲炎」によって歯茎がひどく膿んでおり、インプラントの保存が困難な状態です。

また、ご自身の歯は上下合わせて9本残っていましたが、被せ物が装着してある左上の前歯(犬歯)には虫歯が生じていました。さらに、歯根には穴が開いて歯茎が膿んでいるため、再び被せ物を装着することも困難です。
残りの8本については、虫歯や歯茎が炎症を起こす「歯周病」が見られたものの、適切な治療を行えば温存が可能でした。

以上のことから、保存が難しい歯やインプラントは除去し、残せる歯については一度被せ物をすべて取り外した状態で虫歯や歯周病の治療を行う必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

しっかりと噛めるようにするには、上の歯とインプラントを抜いて虫歯と歯周病を治療したあとに、上下の歯が接する噛み合わせの面「咬合(こうごう)平面」を整える必要があるため、以下の治療を提案し同意いただきました。

1:保存が難しい上顎の歯1本とインプラント2本を除去する
2:保存が可能な上下すべての歯は、虫歯と歯周病の治療を行う
3:もともと歯が欠損していた下顎部分に、新しいインプラントを3本埋入する
4:上下ともに、新しく作製した被せ物を装着して噛み合わせを回復させる

まずは上顎の左上犬歯1本とインプラント2本を除去し、犬歯を抜いたあとの穴には骨の再生を促す骨造成処置「ソケットプリザベーション」を行います。
歯茎の治癒を待つ間、見た目に配慮しながら右上の前歯3本の虫歯治療を行い、左上犬歯部分の骨の再生が確認できたら、当院独自の「ハートフルインプラント」を埋入しました。

左上の前歯(中切歯)はもともと欠損していたため、インプラントの被せ物の端に人工の歯を連結した「延長ブリッジ」を装着し、歯と歯の隙間を補って審美性を回復します。
また、他の上の歯やインプラント部分にも虫歯と歯周病の治療を行い、新しい被せ物を装着しました。

下顎には、もともと欠損していた右下の奥に2本のハートフルインプラントを埋入します。
次に、残っていた下の歯とインプラントを合わせて前歯と左右の奥歯の3ブロックに分け、虫歯と歯周病の治療を行いました。

最後に、新しく被せ物を装着した上の歯に合わせて、下の歯とインプラントにも新たに作製した被せ物を装着し、しっかりと噛めるように噛み合わせを調整して、治療を終了しています。

<ハートフルインプラントとは>
・アメリカ特許取得の「OAMインプラントシステム」を採用
このシステムは、骨を削らずに専用の器具を使用して骨に針のような小さな穴を開け、少しずつ広げてインプラントを埋入する方法です。これにより、従来のインプラント治療よりも痛みや腫れが軽減され、出血も少なく済みます。また、ドリルを使わないため、大きな音や振動がほとんどなく、恐怖心が抑えられます。
・骨の量が少ない方にも対応
骨の量が少ない方でも、骨の移植や造成を行わずにインプラントによる治療が可能です。これにより、感染リスクが高まる複雑な処置を避け、患者様の負担を軽減できます。また、骨を削る量が最小限で済むため、インプラントと骨が結合しやすく、2ヶ月ほどで噛めるようになることが期待されます。
・「ワンピースインプラント」を採用
パーツが一体化した「ワンピースインプラント」を採用しているため、手術が1回で済み、患者様への負担が少ないのが特徴です。また、強度が高く、細菌が繁殖しやすい連結部がないことから、将来的なインプラント周囲炎のリスクも低減できます。
・考えられるリスク
アバットメントやインプラント体にトラブルが生じた場合、一式交換する可能性があります

この治療のリスクについて

・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる歯周病治療が必要となる場合があります
・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります

  • 年齢・性別 70代男性
  • 診療種別 自由診療
  • 治療期間の目安 2年7ヶ月
  • 治療回数の目安 -
  • 治療費総額の目安 約1,867,000円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
ご利用により万一何らかの損害が発生したとしても、当サイトは一切責任を負いかねますのでご了承ください。

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診療科目 一般歯科、小児歯科、予防歯科、矯正歯科、インプラント、ホワイトニング
自由診療 MTM矯正、歯列育成矯正、インプラント、ホームホワイトニング、入れ歯、インプラントオーバーデンチャー、セラミック治療
住所 〒079-8417 北海道旭川市永山7条9丁目7-1
アクセス 南永山駅
※25台分の駐車場あり
診療時間 【月・水・金】
09:00〜13:00/14:30〜18:30

【火】 
09:00〜13:00/15:00〜17:00

【木】
09:00〜13:00/インプラント治療

【土】
09:00〜13:00

【月末最終日】
09:00〜13:00/インプラント治療
休診日 日曜・祝祭日・年末年始・学会参加時

※月に2~3回 平日午後休診 / 月に1〜2回 土曜休診  
代表者 水野 史之

※記載の内容は最新の情報と異なる場合がございます。正確な情報は歯科医院にご確認ください。

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