ご相談内容

「前歯が噛み合わないので食べ物が噛み切れない。歯並びがガタガタで見た目も悪い」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、歯が正常な位置からずれたりねじれたりして生える「叢生（そうせい）」が見られ、左上の糸切り歯（犬歯／3番）は正しい歯並びから大きく飛び出した八重歯でした。

また、奥歯を噛み合わせた時に上下の前歯が噛み合わず隙間ができる「開咬（かいこう）」も認められ、噛み合わせにも問題が生じていました。

デコボコの歯並びは歯ブラシが当てにくく、虫歯や歯ぐきや歯を支える骨に炎症が起きる「歯周病」のリスクが高まります。
また、悪い噛み合わせをこのまま放置すると、奥歯の負担が大きくなり痛みが生じる可能性があることから、前歯の隙間を閉じ、噛み合わせと見た目を改善する治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

歯並びと噛み合わせを整える方法として、患者様専用に作製したマウスピースを定期的に交換しながら歯を動かしていく矯正装置「インビザラインフル」を提案しました。

開咬の改善には、前歯だけでなく奥歯をはじめとする全ての歯を動かすことが必要なため、歯にワイヤーを固定する「ワイヤー矯正」よりも、歯全体をしっかり動かせるマウスピース矯正が適しています。
中でもインビザラインフルはマウスピースの作製枚数に制限がないので、長期間にわたって全ての歯を大きく動かしていく今回のようなケースに向いている矯正方法です。

患者様にはインビザラインフルの説明に加え、歯を計画通りに動かすためには食事や歯磨きの時間以外はマウスピースを装着いただく必要があることもお伝えして、治療に同意いただきました。

矯正治療中は歯の動きを細かくチェックして、1～2週間おきに新しいマウスピースに交換しながら3年8ヶ月かけて歯並びを整えていき、治療を終了しました。

この治療のリスクについて

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

• 年齢・性別 30代女性
• 診療種別 自由診療

• 治療期間の目安 3年8ヶ月
• 治療回数の目安 -
• 治療費総額の目安 843,000円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
ご利用により万一何らかの損害が発生したとしても、当サイトは一切責任を負いかねますのでご了承ください。