ご相談内容

「前歯の歯並びがガタガタで気になるので治したい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、上下左右の前歯12本（中切歯／1番、側切歯／2番、犬歯／3番）は「叢生（そうせい）」と呼ばれる状態で、正常な位置からずれたりねじれたりして生えていました。
特に左上下の前歯2本（犬歯）は隣り合う歯よりも大きく前に飛び出している「唇側転位」で、いわゆる八重歯でした。

患者様は歯の大きさに対してあごが小さく、歯が正しい位置に生えるためのスペースが足りなかったことから、八重歯や叢生が引き起こされたと考えられます。

この状態を放置すると歯ブラシの毛先が届きにくく磨き残しが多くなり、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、歯並びを改善する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

患者様のように叢生の程度が大きい場合、一般的には抜歯が必要とされます。
しかしながら、目立ちにくいマウスピース型矯正装置「インビザラインフル」であれば、抜歯をせずに歯並びを整えられることを説明し、同意いただきました。

インビザラインフルは奥歯を後ろに動かすことを得意とし、マウスピースを定期的に交換することで全ての歯を効果的に動かせる装置です。
また、食事中や歯磨きの際にも取り外せるため、口の中やマウスピースを清潔に保てるメリットもあります。

まずは患者様の口の中を口腔内カメラでスキャンしコンピューター上で3Dデータ化して、どのように動かせば理想の歯並びに導けるかをシミュレーションしました。
その結果を基に、患者様専用のマウスピースを作製しました。

その後、完成したマウスピースをお渡しして、計画通り歯を動かすために1日に一定時間は装着していただくようお伝えしています。
治療期間中は定期的に来院いただき、マウスピースの交換や細かい調整を行いながら歯並びを改善させ、治療を終了しました。

この治療のリスクについて

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

• 年齢・性別 30代女性
• 診療種別 自由診療

• 治療期間の目安 3年
• 治療回数の目安 -
• 治療費総額の目安 776,000円

※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。
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